神社・仏閣・七福神参拝はマナーを守ってご自由に
昨日、こんなポスト・ツィートをしています。以前から東京近県の神社仏閣を少なくとも500は巡ぐり、様々な人とお話をした経験から、書いていますが細かいところに触れておくべきかと思い、本日のBlogにします。
ボランティアをしているECサイトです!
諸願成就のため「叶願」の商品を覗いてみてください
さてポストは
今回のテーマになるポストはこちらです。
初詣行脚する方へ。
— うっちー(うつ病・精神疾患) (@utsulife_info) January 2, 2024
一応、お寺は穢れも受け入れるので先に穢れを嫌う神社にお参りするのが良いとは言われてます。
が、浅草七福神だと、とんでもない順路になるので、どうかご自由に😃
と、タイトルの通り、自由に参拝してください。七福神めぐりが各所にありますが、特に浅草を取り上げたのは神社もお寺も混在した七福神だからです(目黒の新山手七福神などお寺だけのところもあります)。
私自身、最大で約10社寺を一日で巡ったこともあります。健常の頃で、今はそこまでの体力がありませんから、中々、ハシゴ参りとはなりませんが、それで問題があったか?確かにうつ病にはなりました。が、こうしてある意味「良かった」と思える人生ですので、バチが当たったのではなく、寧ろ救われている気がしています(😁)。
マナーって何?
さてマナーですが
1. 許されていない場合は犬猫などのペットを連れて行かない
2. 許されている場合を除き御神木に触れたり、根を踏まない
3. 許されている場所・場合・タイミングを除き飲食をしない
4. お堂や社殿の前で手を合わせるときには脱帽する
5. 土足禁止のお堂や社殿に上がる場合には靴は揃えるか、所定の袋に入れる
6. 手水舎では所定の作法で手と口を濯ぐ
7. 御朱印はお参りを済ませてから頂く
8. 御朱印帳は神社用と仏閣用に分ける
9. 境内で大声を出さない
10. 地震に見舞われた場合、出来るだけ速やかに境内の避難所あるいは境外に出る
11. お寺では二拝二拍手一拝を行わず、静かに合掌する
12. 神社では大声で祝詞を上げない
13. お願いごとが叶ったらお礼参りを行う
14. 畏敬の念をもってお参りをする
でしょうか。境内に出入りする際に一揖(かるいお辞儀)は多くの方がやっているので常識化しているかと思います。
この中で特に大切なのは最後の14ですね。神様や仏様に畏敬の念が無ければ「聞く必要ある?」なんて事になります。よく「住所氏名年齢を告げること」も言われますが、私は氏神様にキチンとお参りしていれば、気にする必要はないと思っています。というのも、まず、長い行列になっているのにスペースを徒に専有するのは迷惑ですし、氏神様を大切にしていれば、必ず氏神様から他の神社の神様に取り次がれると考えているからです。(結構、言われている事なので、単なる珍説ではないと考えます)
数が多いので「糞面倒くさい」と思うかも知れませんが、パートナーのご実家に伺うときとや大切な商談に入る前と同じような緊張感を感じられればよいかと思います。
お稲荷様は怖い?
私は勝手に自分の守り神をお稲荷様(宇迦之御魂神)と考えています。だから、怖いことはありません。敬いつつお参りしていると、どこに行っても稲荷神社があるので「また会えたか」と言う雰囲気を感じることができます。
ただ実際「お稲荷様は怖い」とか「祟られる」という話は良く聴きます。ただ、これには幾つかの「神様的」理由があると思っています。
A. 稲荷神社で悪戯をする
稲荷神社は小さな祠も含めると沢山あります。そこで目に入るのが狛犬ならぬ狛狐ですね。お稲荷様の眷属、神使ですから大切にしなければならないのです。が、これが風化で壊れることも多いのですが、壊されていることも多いのです。そんな時には神道で言う「荒御魂」としてお稲荷様の罰がくだされてもしかたありませんね。
B. 荒れた稲荷神社
神社は本来、穢れを嫌います。だから必ず真面目に運営されている神社は清潔感が溢れています。ところが、一旦、荒れてしまうと、神様も居なくなってしまいます。が、先程書いた眷属の狐だけが取り残されて悪さをする事があるようです。だから昔から「お稲荷さんに行ったら、狐憑きになった」なんて話があったりするんじゃないでしょうか。矢鱈と神社巡りをしていると、荒れた神社にもお参りしたくなりますが、軽く会釈するあるいは鳥居の前で手を合わせる程度で「触らぬ神に祟りなし」の状態でいるのが良いと思います。
神社のハシゴはダメなの?
とある作家さんであり僧侶でもある方が、Youtubeの配信でお話になったようですが、問題ありません。先程書いたように、一日10社寺程度は巡っていましたから。「ご利益がなくなる」「節操がない」なんて話になるようですが、例えば昔のお伊勢参り。江戸から伊勢までの道中、神社や路傍のお地蔵様に手を合わせて「郷の安寧」や「家族の健康」、「旅の無事」をお願いしつつあるいたと記録にも残されています。それを考えれば、神社をハシゴしてはならない説は大間違いでしょうね。もしかしたら、明治時代の一村一社運動で、自分の氏神が決められ、そこを強く崇敬するよう求められた名残なのかも知れませんね。
そして、三重県の「頭之宮四方神社」でも、こう書かれています。
基本的に、複数の神社やお寺を参拝することに、問題はありません。
「神様同士、あるいは仏様同士が喧嘩する」という言葉はよく聞きますが、神様も仏様もそんなことでは怒りません。
日本には古来より「八百万神」という言葉があり、いろいろな神様がいますが、どの神様も大切にしましょうという考え方が特徴です。その考え方は、仏様に対しても同じです。
神様はいろいろなものに宿り、私たちを守って下さっていると考えるので、神様の種類もたくさんあります。同じ場所に複数の神様がお祀りされていることも、珍しくありません。
そのため、いろいろなところにお参りすることも、悪い事とはされていないのが日本の宗教の特徴といえます。
合格祈願で複数の神社やお寺にお参りしても大丈夫?お守りも解説
お寺と神社を巡ってはダメなの?
明確に神社とお寺が分けられたのは明治時代になって神仏分離令が出されてからです。それ以前は伊勢神宮にお寺があったり、富岡八幡宮の宮司を永代寺の住職が兼務したりと完全に神仏混淆の時代が聖徳太子の頃から連綿と続いていた訳です。
その事実を知っていれば問題は無いと理解できるかと思います。また、ポストにも書いたように
・仏閣には無縁仏など神社が穢れと認識する「死」を受け入れる素地がある
・神社は穢れを嫌い境内にトイレを設置していないところも多い
という事で、神社→仏閣のお参りはOK、仏閣→神社のお参りはNGとする意見もあります。が、ポストにも書いた浅草の七福神など、もし「神社から回るぞー」なんてやっていたらくたびれ損です。巡りやすい順路を予め見定めてお好きなコースで歩けば良いと思います。
そして、こちらについても頭之宮四方神社が説明しています。
基本的に、神社とお寺、両方を参拝することに問題はありません。
神社とお寺は、お祀りされているご本尊様が神様と仏様になりますので、「神様と仏様が喧嘩する」あるいは「失礼にあたる」といわれる方もいらっしゃいますが、神様も仏様も、そんなことでは喧嘩しませんし、失礼だとも思いません。
神様や仏様への、感謝の気持ちさえあれば、大丈夫です
同上
因みに、神社は神社本庁の指示が厳格なため、こうした意見は日本の神社全体の総意と考えて良いのでは無いでしょうか。
神社やお寺を良く見てみましょう
先程の「節操がない」に通じることですが、神社・仏閣を良く見てみましょう。ある程度の規模の神社なら「境内社」や「摂・末社」と呼ばれる小さな社殿(大きいのもありますが…)があります。そこには本殿とは別の神様が祀られています。これらを無視する参拝者も多くいますが、私はできるだけ全部にお参りをしています。何故か。それは、その神社を成す一柱の神様がいらっしゃるからです。自分に置き換えても「あれ?あいつ俺のこと無視してんじゃん」という目にあったらいい気持ちがしませんよね。それと一緒です。
そして、お寺です。お寺だってお堂が沢山あるお寺は幾つでもあります。それを無視していたら上野寛永寺なんて、味も素っ気もない参拝になりかねません。それぞれのお堂を巡ることで、過去の寛永寺の伽藍の広さを実感できますし、それぞれのご利益に預かれるかもしれませんから。
また、同じくお寺で言えば鳥居を見ることも多いでしょう。結構多いのは稲荷堂ですが、堂々と「○○神社」と扁額が書かれている事があります。これを考えても、事実として、今でも神仏混淆は続いている。神仏分離は明治から戦争が終わったタイミングの僅かの期間だとお解りになりますよね。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。神社仏閣詣でを楽しんでください!
ボランティアをしているECサイトです!
諸願成就のため「叶願」の商品を覗いてみてください