今、ボランティアをしている会社について

 叶願合同会社。人にはそれぞれ願いがあり、その願いが叶うようにという思いを込めた社名です。
 そんな会社が何をしているのか、ちょっと書いておきますね。

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ボランティアをしているECサイトです!
諸願成就のため「叶願」の商品を覗いてみてください

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叶願。なんて読むの?

 「かなっている」と読みます。これは大和言葉であり、かつ言霊的に所謂「予祝」のようにして「かないますように」より「既にかなっているんだ」という事で、こうなっています。本当は「かなってる」が良かったのですが…自覚的に「い」を入れたほうが良かった(大吉運)だったので、こうしました。
 アルファベット表記はKanattale。英語的にCから始めようと思っていたのですが、そうすると「Cannnot」を連想してしまうので「K」から始める。そして「Tale」つまり「物語」にすると、ちょっと素敵かなと想って、残るは「K」から始まって「T」で終わって、カナット的な発音できる言葉をと想って色々調べてみるとトルコ語で「Kanat」が見つかりました。このトルコ語は「羽根」という事で「羽根物語」の意味を持つ造語です。これも一応「吉運」だったかな?😁。もちろん叶願も大吉運です。

コンセプトとビジネスモデルは?

 コンセプトは元々は「消えゆく伝統工芸品」を対象に考えていました。過去形にしたのは、どうしても幾ら歴史があっても消えゆく伝統には、それなりの理由があったり、既に手遅れというケースが幾つもあるからです。詳しくは書けませんが、地元の人ですら「もう無理だよね」と言われるものもあったりします。
 また、四季火土と言う陶芸工房の代表から言われたのですが「伝統工芸?伝統なんて人類で言ったら表層でしょ」と。確かに陶芸の世界で言えば日本には縄文土器や弥生土器など、超伝統工芸が発掘されていますよね。この四季火土さん自体、福岡の上野(あがの)焼の窯元で修行を積んで世田谷で開窯された陶芸家さんです。それでも「伝統」と言うものには少し抵抗があるようで、ここに拘る事は少し控えようと考えました。一方で、もちろん「うちは江戸時代から続く」とかというところでは、伝統を重んじているのは充分判りますし、そこは重視しておきたいところですが。
 また、この四季火土さんで言われた事に「昨日今日、陶芸教室に行って窯を買えば『陶芸家』って言えちゃうんだよ」があります。実は、私の知人(というには大御所なのですが)元は画家、今は陶芸を中心にして活動されている方がいます。その知人の作品は素晴らしいのですが、それだって陶芸一筋何十年と言う人から言わせれば「昨日今日」となるかもですよね(😁)。
 なので、今のコンセプトの一つは「手作りの作品を売る」ということです。

ビジネスモデルとコンセプトを繋ぐ神社仏閣とIT屋としての経験

 ビジネスモデルとコンセプトの中間にあるのが「神社仏閣」です。これは代表よりもうっちー自身の趣味と経歴が反映されているのですが…。神社仏閣は税金を払っていないから豊か!と言うイメージがあるかも知れません。が、実態は広い不動産を持っていて、それが高値で賃貸できるような神社仏閣なら財政は豊かです。が、一般の神社仏閣は、厳しい時代に入っています。神社なら氏子、崇敬会が収入を支えるのですが、この組織が壊れています。お寺なら檀家さんからのお布施です。が、こちらも地方に行くほど「墓じまい」や後継がなくお布施収入が減少してしまっています。
 一方で神社仏閣の多くは、その土地に息づいている文化財であり、実際に国や地方の文化財が収容されている公開された博物館・美術館だったりもするんですね。その経営が揺らぐと、文化財の保存も厳しくなるという実態があります。
 そして、うっちーは元IT屋です。大抵は外資のソフトベンダーにいたので「値引きしてよ」と言われれば製品価格の交渉は幾らでもしました(本社に怒られてでもね)。ところが日本のIT屋の場合には値引きの対象が「工数」と言うやつです。つまりSE・エンジニアが活動する費用の引き下げを迫られるのですね。ヘッポコ会社の場合、これを交渉のテーブルに載せちゃいます。すると何が起きるか…、自社SEでは値引きができない(人件費が高い)ので外部委託やオフショアで中国やインドへの下請け発注が起きます。しかもヘッポコ会社だと、そんなコネクションがなくて「値引きかよ。単月○○万までOKでいいっしょ」なんて事が起きます。これってSE・エンジニアの価値をさげているようなものですよね。もちろん、正社員なら値引きをされても給料が下がるわけじゃありません。逆に言えば会社の「ピンハネ率」を下げるだけです。が、これがまかり通るから、IT業界の給料って中々上がりません。オカシイでしょ。
 という事で、叶願は基本的に作品の値下げ交渉はしません(もちろん、ボッタクリ価格なら引き下げや取引お断りもします)。それは作家さん陶芸家さんなどの人件費・経験を叩くような行為だと思うからです。と言うことは…儲けが…なので、神社仏閣にご祈祷を依頼し、その一部を浄財とし、更にその一部でお守りなどを頂き、更にその一部で粗利が出る商売です。かなり冒険的です(😁)。でも潰れるような真似はしているつもりはありません。
 そして、浄財を収益として、お寺や神社の補修や維持に役立てて頂きたいと想っているわけです。

ビジネスモデルは「EC」

 元々、ボランティアで手伝う前提になっているのが「少費用でできること」が条件でした。その為、ECサイトが最も費用が掛からないと踏んで、そしてIT屋の経験も多少なり活かせると言うことでやっています。但し、Amazonや楽天への出店は検討外です。理由は簡単です。
 神社仏閣でご祈祷頂いたものを「ブラックフライデー」だとか「スーパーセール」で値引き販売は出来ないわけです。付属品の形でもお守りがあったりしますしね。だから、あくまで自前のショップでやっています。ECの場合、本来ならAmazonや楽天の方がパブリシティを上げたり、コンサルティングを受けられたりなど、様々に楽なところはあると思うのですが、コンセプトから言って、叶願には合わないと判断した訳です。

販売対象は?

 どうしても、うっちーがボランティアながら動く範囲が多いので、男性的なものが増えています。本当は女性作家さんの作品も扱おうと交渉しているのですが、現状はご年齢の事もあって中々、話が進んでいないのが実情です。ただ、女性を意識した作品も徐々に増やしたいと想っています。
 もしできれば、このBlogのコメントで「あれが欲しい」「これが出来る」と言うご意見があれば、是非!!!!!!!!と言う感じでもあります。特に「これが出来る」があれば、バエ系の写真と送って頂けると嬉しいです(T_T)。

苦労しているの?

 基本、楽しんでます。ただ、時々、午前中のアポが辛くて(T_T)と言うことはありますが、それはそれで、既にお馴染み状態で許してもらえています。そういう繋がりが出来ているのは、とても嬉しいです。
 そして、もう一つは嬉しいのが…。IT屋時代は大企業のCIOクラスにプレゼンしたり、相談に乗ったりもしていてワクワクできました。が、CIOとは言えITのプロと会話出来ることは少なかったのは少々の寂しさでした。うっちーはプロが好きです。プロは自分がプロだと想っているのではなく、うっちーが話をしていて「うぉ、この人、プロや!」と思える人です。そんな人と話していると勉強になることばかりです。これは神社仏閣で宮司さんや住職さんと会話しているのと同じで、キチンとした人と話しているととても勉強になって有り難いのです。だから、たとえ「うーん、やっぱり無理」だったり「何作ればいいの?え?無理。ガシャン」で電話が切られても、それはそれでプロっぽいなと想ったりして嬉しくなったりしてたりします。
 そして、もう一つは「伸び代だらけの会社」だって言うことです。伝統工芸から工芸・手作りにシフトしたように、折りに触れ方向性を変えながら、目指すゴールは変えていないと想っています。それも楽しい事ですね。

目指すゴールって?

 まだ内緒です。が、大きな夢があります。オジサンには大きすぎると言われる事もありますが、私の中では、そのイメージだけは出来ているのでなんとかなるかなぁ〜とか気楽に想っています。

ところでご利益はあった? 

 実は叶願の商品を使ったことがありませんでした。撮影に使ったり擦るので中々、使用できなかった訳です。が、先日から、刀剣鍔を身に着けて歩いています。これは、鍔づくりの名人に作ってもらい、世田谷山観音寺でご祈祷してもらった「商品レベル」の見本品です。
 で、この4日間身につけていますが、結構、佳きことが起きていると思います。
・障害者手帳の更新が遅れながらも、無効期間を最小限にできた
・自立支援で自己負担無償になった
・明らかにこのBlogのPVが増えている😁
・Xで主につかっている「うっちー」ともう一つのアカウントのフォロワーさんが増え続けている(ような気がする)
などなどですね。これだって伸び代だらけなので、もっと良いこと起きますよ!😀

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。これからもうっちーと叶願をよろしくお願いします。

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