ホームとアウェイ
転職を繰り返さざるを得なかったこともあり、職場でホームとアウェイを感じることが何度もありました。また、今も外出先でホームとアウェイを感じる場所があります。今日は、ちょっと、そこを考えてみようと思って書いてみます。
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職場におけるホームとアウェイ
若い頃には人見知りも激しく、転勤や転部があると基本、アウェイから始まることになります。ただ、周囲の雰囲気で徐々にホームを感じるところもあれば、アウェイのまま終わったところもあります。
その後、何度か転職をし、やはりアウェイ→ホームの職場もあれば、アウェイ→アウェイを感じたところもあります。その違いは何でしょうか。
アウェイのままの職場環境
ホームとアウェイ。その環境の違いは「馴染めるなぁ」と思えるか「馴染めないなぁ」と思う感じ、まぁ生きやすいか生きづらいかに似ていると思います。
基本は初対面の人ばかりの環境に突っ込んでいくわけなので、アウェイの状態から始まります(パーソナルディスタンスが狭い人なら、ニュートラルとかホームから始められるんでしょうが、私の場合は必ずアウェイから始まります)。
そんな中で、アウェイのまま終わった職場を考えると
- 見えないルールや慣習があって、思わぬところで注意される
- パワハラ系マネージャーがいる
- 気楽に話せる人がいない
- 横の連携が取れない(管理職同士の中が悪い)
- 噂話が情報連携になっている
- 中途採用者がまるで「転校生」のように扱われる
- 経営層の顔が見えない
というのが典型でしょうか。私自身の問題も大きいのですが、特に日本の会社では中途採用が入り込むには「見えないルール」が多く、仲間内での取り決めが幅を利かせているような会社は、長い社歴の人には「常識」になっていて、とてつもなく解りにくい事が少なくありません。
これがある限り、よくある会社の口コミサイトで「風通し」の評価がとても悪くなりやすいと思いますし、私のようにアウェイを感じたまま転職を選択する人も多いのでは無いでしょうか?
ホームに変化する職場環境
ホームに変化する会社は、原則、アウェイになりやすい会社の逆写しになります。例えば、喫煙所で社長やカントリーマネージャーと気楽に話せたり、ちょこっと役員レベルに相談ができるような社風があると「見えないルール」に縛られて地雷を踏むような事が減ってきます。例えば
社長:今何やってんの?
私:◯◯口説こうとしてAさんと動いてます
社長:Aはネジ巻かないと動かなくなるタイプだからハッパかけて良いよ
私:バシバシかけてます(😁)
なんて会話が起きたりしますし、社長に案件を把握してもらえれば、「◯◯の稟議は?」とかいう事も寧ろ社長から予め教えてもらえるので地雷原のありかも心得られる訳です。
またIT屋でコンサル業務なんかをやっていると営業職との繋がりも強くなりますし、同じ営業が担当している別案件の担当コンサルとも話がし易くなります。こうして風通しの良さを感じますよね。
社長や経営層が職場の雰囲気を作っている
とある会社にいた時に「マネージメント試験」なるものを受けました。そこで、社長をはじめ取締役連中から、あれやこれや聴かれるのです。が、結果として合格。事なきを得たわけです。が、その評価がバラバラで正直嘲笑ってしまいました一例として
・コンサルなら話は完結にすべき
・詳細な説明がわかりやすい
これだけで、矛盾を感じますし、完結に詳細な説明をさせたければフリーハンドで質問せずに、プレゼンを用意させ、それについて質疑応答をさせれば良いのです。
公の資料としては、評価者の名前は出てきませんでしたが、幸い、社長から「◯◯さんは、お前のアレ(上司)と仲悪いからなぁ」とタバコを吸いながらボソッと言われたので、犯人探しは感fたんでしたけどね。
同様に、もう少しサイズの大きな会社になると社長役が取締役になってきます。喫煙所だけではなく、食事の時や社内をウロウロしながらスタッフと話をするタイプの人がいると、喫煙所代わりに立ち話ができるようになってきます。特にうっちーの場合「人がやりたがらない案件」を押し付けられたりしながら、何とかこなしていくタイプなので、こうした立ち話が応援になってきたりします。先程の地雷原だけではなく、足を引っ張るタイプもいるので、こうした人と話しているだけで足は引っ張られなくなるのですね。自然、職場の雰囲気も良くなってきます。
逆に社長室や役員室に引きこもっているタイプだったり、社員と一線を画するタイプ(日本の会社に多いですね)だと、こんな事は起きず、うっちーがやるような仕事自体が「時限爆弾」になっていたりもしましたね。
社長や役員って、本当は座っていれば良い、経営判断をすれば良い仕事じゃないんです。職場をどう作るかが大きな役割なんですが…。
外出先でのホームとアウェイ
いつものパン屋さんはホーム
私にとって「いつものパン屋さん」は完全にホームです😁。新人のバイトさんよりスタッフの事を知っていたり、お客さんとも会釈ぐらいはする関係性があります。以前は、近所の蕎麦屋さんもホームでしたし、中華料理屋でも焼き鳥屋でもホーム感がありました。
基本、健常の頃でもホーム感のあるところに行きたがる性質でしたが、うつになってからは、特にホームに拘っているような気がします。
最初の頃、同じ店にばかり行っていることに気づいて
・メニュー選びが面倒じゃないから
・食べるのが楽だから
・のんびりお茶が飲めるから
などと考えていたのですが、それなら、ファミレスでも良い(三軒茶屋って多いんですよ)し、食事とお茶を別々の店にすれば、選択肢がもっと増えるんです。でも、選択しようとしていない自分がいます。
健常の頃は「同じ食事を2日続けるってあり得ないよね」と思っていた私ですが、それがうつ病を発症して一気に変わってしまった訳です。いつものパン屋さんでもメニューは、ほぼ固定ですし…。😁
世田谷観音寺はホーム
ご住職に執事様と、親しく話をしているだけではなく、ホッと一息入れられる場所。それだけでホーム感が分かるかと思います。他の参拝者の方と会話するほどでは無いのですが、それでも、ちょっと戸惑っている人にはヘルプぐらいはできますし、したくなったりもします。それは自分がホームだと認識しているからだと思います。
とあるファミレスはアウェイ
急進期に良く行っていたファミレスは、アウェイだったのですが通っていました。居心地は良くありません。コロナでリモートワークに性を出すオジサン(私を含む)が数人いるところに、幼稚園に子供を送っていったママさん、勤務明けのタクシーの運転手さんが酒盛りで盛り上がる午前中…。これだけで辛い環境でした。
その上、午後になればパート終わりのおねいさま達の酒盛り…。アルコールと嬌声に囲まれる事が多く有って、イヤホンでノイズキャンセリングしていないと耐えられない感じでしたね。
その上、最近のファミレスは、敷地内でもタバコが吸えません。その為、工事の人がたむろしているような場所でタバコをすっていたのですが、なんせ最高速度1km/hで歩いてそこまで行くのですから、数本吸い溜めして戻ります。これが気に入らなかったのでしょうね「うちの店、途中退出は許していません。コロナも終わりましたしね」と言われました。それがきっかけでコワーキングスペースを借りることにしましたし、元々、アウェイ感たっぷりだったので、この言葉を最後に二度と行っていません😁。
もちろん、コワーキングスペースはホームなんですが、できるだけ早く独立したオフィスを構えるぞ。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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