お不動様との対話
今日は28日。不動明王の縁日です。特に今日は12月、納の不動と言われる今年最後のご縁日。大きな真言宗や天台宗のお寺だと、結構な屋台が出たりもします。
そんな中、私はこの2年、世田谷観音寺の不動堂で過ごしてます。

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私にとってのお不動様
私自身、京王沿線で育ったので日野市にある(最近は土方歳三で有名なのかな?)高幡不動尊(金剛寺)には馴染んでいましたし、何となく自分に一番身近な仏様と言うイメージ感があります(残念ながら、守り本尊はお不動様ではありません…)。
お不動様は「明王部」と言う仏教世界での階級にいて、上には如来部、菩薩部に次ぐ階級になります。決して高い地位ではないのです。が、日本人に特に愛されている理由の一つが「本地仏」と言われる不動明王の正体が最高仏である大日如来だと言う事、そして、その大日如来が現世の人たちを救うために化身した姿だと言われていることにあります。
あんな怖い顔してるのに?
お不動様に限らず「明王」と言うのは怖い顔をしています。お不動様なんて牙まで生えてますし、手には剣に縄まで持ってますからね。私なんか、子供の頃「鬼がいる」なんてお寺で言っていたりした記憶があります。
ただ、このお不動様、先程書いたように人を救うためのお姿なので、内心はとても優しいんです。剣はルパン三世に出てくる石川五エ門が使う有名な斬鉄剣より凄くて、何でも切れます。でも命あるものには無効です。縄は間違った方に行こうとする人を引っ張って道を誤らせないために持っています。
そして現世利益、つまり金運だとか交通安全だとか、大抵のお願いを聴いてもらえたりする(>ω<)嬉しい仏様なんですよ。詳細は、私の別サイト『八百万の神々』での「不動明王」で説明しているので見てみてください。
世田谷観音寺で縁日を過ごす理由
節目の縁日はなるべく世田谷観音寺(正しくは世田谷山観音寺)…お寺の詳細は、別サイト「世田谷山観音寺」で…で過ごしています。こちらのお不動様は慶派の仏師が作った鎌倉時代の仏像で国の重要文化財になっています。そして普段は秘仏。毎月28日だけ御開帳されているので拝めるのは縁日だけ。と言うのは一つの理由です。
それ以上に大きな理由は間近で拝観できること、そして「雑音がない」ということです。大きなお寺で大きなお不動様を拝観すると必ず聴こえてくるのが「おっかねーよ」「睨まれちったよ」なんていう大げさな声です。お不動様好きの私からすると「貴方の邪心が覗かれているんですかね(´・ω・`)」なんて思ったりもしながら、お不動様との対話を邪魔されているような感じ…気が散ってしかたないんです。が、こちらは、お参りする人たちのお行儀が良くて、変なノイズがありません。だから、ここで過ごすと法要の時間も含めてお不動様と対話できているような気がしてきます。お願いがあったり、心配があってもお不動様に見守られている気がしてきて勇気が出たりもします。
だから、あの怖い顔も私には「優しい人がヤクザに脅されている人を守ろうとして威嚇している顔」に見えて仕方ないんですよね。だから、どこかに優しさを感じるんです。だからかな?「鬼がいる」と言った子供の頃、超ビビリだった割に泣いたりしなかったんですよねぇ…。
世田谷観音寺の28日はデートや夫婦の散歩にも良いかも
これは、ご住職が良く仰る事ですが「女性は観音様、男性はお不動様が好きっていう人が多いんです」と。世田谷観音寺の28日の御縁日は、14時からまずはご本堂で御本尊の聖観音様の法要から始まります(こちらは、お寺の方にお断りすれば普段も見せていただけるかもです)。そして、その後で不動堂に移動してお不動様の法要・護摩焚きです。どうです。人気の仏様二尊がワンセットなんです。
独り身でもOK
じゃ「一人者のわたしは?」となるなら、是非、観音様の縁日(毎月18日11時から)でも良いですし、お不動様の縁日でもOKです。というのは本堂に「愛染明王」と言う仏様の像がお祀りされています。ここ10年ぐらいで一気に人気が高まっているような気がする「縁結びの仏様」です。
明王だけに怖い顔で、おまけに真っ赤な身体をしていますが、人を愛する(本来は煩悩)を認め発展させるご利益があります。ご本堂に上がったら向かって左手に真っ赤な仏様があので手を合わせておきましょう(愛染明王の詳細は「別サイト」で😁。
という訳で、今年最後のお不動様との対話を終えてきて、ちょっと触れたくなったので好き勝手を書きました(いつもですけどね)。最後までお読み頂いてありがとうございます。

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