ドーピング=OD?

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ドーピングはオーバードーズ?

 まずは、結論から言えば同様に危険な行為だと思っています。一般に販売されている薬でも用法や用量を守らないと、大変なことになりかねませんよね。
 私の場合、臆病な正確なのでOD(オーバードーズ)はしたことがありませんが、どうなんでしょうか…。したくなる気持ちがとてもとてもとても凄く判るだけに…、なんとも言えないところですが、リスクが高いことはODしている人自身が判っている事だと思っています。

なんで、こんな話題?を

 ここのところXを見ていて、とある格闘家がドーピングチェックでステロイド系の異常値が検知され話題になっていた事が書き始めた発端です。
 昔はプロレスを含め格闘技が大好きだったんですが、今はボクシングでも井上尚弥の試合ぐらいしかみなくなりました。だから話題になっている選手の事も良くは知りません。ただ、たまたま数日前に「ドーピングをやっていた格闘家の末路」みたいな動画を見ていて、その選手の名前、そしてドーピングで以前、チェックに引っかかっていた時の写真とデビュー時の体格が余りに違っていたのでホワッとですが覚えていたので、ちょっと「たまたま過ぎる」と思って印象に残った次第です。
 で、ドーピングが何故、禁止されているのかと言えば、一つは常人では出せないパワーが出せるようになるアスリートとしての欲求を満たせる。つまり試合に卑怯と言われても勝つことができる。バレなければ卑怯と言われることもない。と言う面。そして、それと引き換えに起きる後遺症があるからです。つまり、格闘技なら相手選手に対して異常なまでのダメージを与える事もできて危険ですし、その選手自身が後になって取り返しのつかない後遺症に苛まれる危険があるのですね。
 そして、もう一つは、その格闘技の試合を主催している団体のトップがヘラヘラとして、ドーピングをした選手に対して厳しい処分をせず、確か半年程度の出場禁止処分にしていたことです。これは世界的に見ても異常なことだと思っています。

自転車ロードレースでも(多分、長いです💦)

 自転車ロードレース。日本ではマイナースポーツですが「ツール・ド・フランス」ぐらいは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?このスポーツは、概ね一日200kmを走破する、常人離れしたスタミナ、そして特にツール・ド・フランスのように一つの開催期間内で最大21ステージ(レース)をこなし、その中には海岸沿いのような平面のコースがあったり、アルプスやピレネーの峠道を登ったりするアレンジが行われます。このような多様な環境を(敢えて言えば)走らされる選手たちは、時には100m走のようなスピードと登山家のようなスタミナと根性、そして強い心肺能力と大きすぎない筋肉(体重の重さは登山レースでは命取り)が求められます。選手たちはピーク時には体脂肪率7%セント程度で、オリンピックでドーピング検査が強化されるよりも以前から、厳しいドーピングチェックが行われていました。
 それだけ、ドーピングが特にトッププロの中で蔓延していたからです。ある年などは、優勝候補の選手が日替わりのように「昨日のチェックでドーピング違反の疑いがあり」と言われて失格処分になったりして、一線級の選手が世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスから消えたような事もありました。
 特にドーピングで…と言うよりも、今は全ての記録が抹消されてしまった「ランス・アームストロング」は有名でしょう。
 彼はツール・ド・フランス総合優勝7回という不滅の金字塔を打ち立てました。しかも、彼が有名かつヒーローになった理由はそれだけではありません。

  • 有力選手がフランス・イタリア・スペインで独占状態だった中で久しぶりのアメリカ出身のトップ選手だった
  • 睾丸癌(脳にまで転移)を手術し、ほぼ再起不能と言われる中で、奇跡の復活、そしてツール・ド・フランス制覇を成し遂げた
  • 貧困家庭に育ちながら、世界最高峰の選手になった

など、様々な伝説を残した選手でした。当然、現役時代からフランスを中心にしたメディアが「ドーピング疑惑」を喧伝していましたが、常にチェックをクリア。自身の強さがナチュラルな状態でのトレーニングで成し遂げられたことをアピールし、その年収は数十億円とも言われていたのです(自転車ロードレースの場合、トッププロはチームが提供する年俸よりやレースの賞金よりもスポンサー収入が圧倒的に大きい)。
 そんなランスも2011年に引退をし、このまま、何処かのチームオーナーになるのかな?とか、思われていた中でもマウンテンバイクやトライアスロン等に半ば趣味や客寄せパンダ的な形だったと思いますが、参加し続けていました。
 ところが、引退した後も引き続きドーピングの噂が消えず、時には元チームメイトであり、ツール・ド・フランスを制覇した事もある選手が内部告発のような形でメディアに話をするなどして、疑惑が膨らみ、ついにはUSADA(米国アンチ・ドーピング委員会)がドーピング違反として永久追放、そして全盛期から引退までの全記録抹消と言う処分を下しています。
 蔓延しているからこそでしょう、そして、このようなドーピングの噂がついて回る自転車ロードレース業界にはスポンサーがつきにくくなるなど、社会的な視線も厳しい状況にあります。その一方で「自転車ロードレースでのドーピングチェックは人権無視だ」と引退してしまった選手もいるくらい徹底してもいるのです。
 また(この数年はうつで中継を見ていませんが)、急な登坂路でのスピードなどから選手の出力を算出するなどの血液や尿検査以外のドーピングチェックも行われています。こうして「クリーンな環境」を保とうと言うのが、「ドーピングをしていない選手を探す方が難しい」とまで言われ、スポンサー離れを引き起こした自転車ロードレースでの自浄作用だと思っています。

ドーピングは絶対にダメ。そしてODもできるだけ…

 ドーピングはアスリートが競技に勝つためのチート行為ですね。ただ、ドーピングをしたからと言って急に超サイヤ人になれるわけではありません。やはり厳しいトレーニングがあって、始めて常人が10しかつかない筋肉を12つける事ができるようになったりできるのです。ですから、まず「ドーピングをやれば簡単に勝てる」と思って手を出す事は絶対にダメです。そして先程も書いたように格闘技などでは相手選手を壊すことすら有りえますから、これも絶対にダメです。更に自転車ロードレースならクリーンな選手がどんなに頑張っても勝てないと言うのは異常です。だから、とても厳格なドーピングコントロールが行われているのです。何れにしろ「他の競技者に多大な迷惑をかける」と言うことと「勝つためなら、自分の身体も相手の名誉や将来も関係ない」と言う異常なチート行為だと言うことです。
 ではODは?といえば、これは上に書いた私の定義では「相手」が無いのですね。ただ自分の身体を痛めつける行為です。ただ、判るのです…。「今の辛さを凌ぐために処方量よりも多く飲む」という方が、まだ自分に優しい気がするのです。「今の辛さ」を何もしないでいれば、希死念慮に至る可能性や、真面目に狂乱・錯乱してしまいそうになるのをODで何とかコントロールしたくなる時があるのです。判るんです…。でも、やって欲しくはない…。なんというか、落ちもなく、ごめんなさい。本当は「ダメ!絶対」と言うべきなのでしょうね。でも生きるために必要だと思ってODする人のポストを見ていると「絶対」とは言えないです。

今回も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。今後とも、よろしくお願い致します。

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