ハローワーク通い
登録手続きや認定日で
昨年、契約期間満了(だったかな?)と言うことでうつ発症前に勤めていた会社を離職し、すぐにハローワークの手続きを済ませておきました。但し、この時点では傷病手当の受給期間だったので(失業保険と傷病手当はダブって受け取ることはできません)あくまで失業状態の登録と言うレベルで手続き上は「病気のため支給猶予」と言う事になります。
その後、傷病手当の支給が終了した段階で医師と相談の上、短時間の勤務なら可能と言う結論に至ったのでハローワークに失業保険の支給手続きに行くことになります。
正直、傷病手当の方が支給料率が良いので減収にはなってしまうのですが、それでも重要な収入源になるのは変わりがないので、この手続きはこころと身体に鞭打って速攻で手続きを済ませています。
ハローワークには正直、良いイメージがありません(過去にも自主退職をした事があるので初体験ではありませんから-笑)、いわゆる木で鼻をくくるような対応をされる感覚を持っていたのですが、幸い今回は「障害者手帳」があり、これがだいぶ効いています。どのハローワークでも同じかは分からないのですが、私の住んでいる場所の所轄区域となるハローワークの場合、障害者用の窓口があり、基本、ここで全ての手続ができるようになっています。ただ、数回、この窓口から一般の窓口に案内されたことがあり、そこでは障害者手帳を見せることもないせいか…従来のイメージ通り「自分で考えてください」など中々手厳しい言葉が投げつけられたこともあります。が、大抵は障害者用窓口で用が足りているので、そこでは丁寧に対応をしてもらえます。
(時々「ここで専門の窓口に持っていくこともできますが、ご自身で行かれますか?」と聞かれることがあります。上の経験をしてからは迷わず「持って言って頂けると助かります」とお願いすることにしています。)
また一般の窓口の場合、待ち時間が長い場面もあるのですが、障害者窓口は待つことも少ないのは楽ですね。なるべく午前中から昼休み時間帯に行くことが多いのですが、この時間帯…向精神薬が切れていて、かなり辛い状況になっていたりするので長い待ち時間の上に、ペラペラペラと喋られてキツめの対応をされると気持ちが一気にグレーになってしまったりしますから。
求人情報を見て思うこと
ハローワークのマイページを登録していたり、ハローワークに行って備え付けのPCを使うとネットで求人情報を見ることができます。元がIT屋だったのでエンジニア職を中心に見ていますが、正直、とても「お安い」仕事が多いと思います。特に障害者に対する求人はかなり低額です。失業保険よりも安いのですから、就業自体、あるいは企業や仕事に魅力を感じるなら良いのですが、経済面で考えると就職を躊躇うのが人の気持ちではないでしょうか。
また「事業会社の都合により」と言って企業名が公開されていないものも少なくありません。どんな都合なのかは分かりませんが、あまり良い印象をもちませんよね。
最近は人材の流動化も激しくなり、テレビやYoutubeなどのCMでも転職サイトの情報が溢れかえっています。私自身、転職を重ねましたから特に外資に強い転職エージェントを少なからず知っています。が、ハローワークが出している情報ですと…、かなり条件が悪いと言うのが正直なところです。逆に言えば、ハローワークで採用できれば「コスパ超良し」となるのですから(外資専門のエージェントだと年収の30%ぐらいはエージェントに支払わなくてはならないと思います)、もう少し登録企業も熱心に動いても良いのでは無いでしょうか?…ただ正直、自分が採用側に居た時にハローワークを利用したかと言えばしていません。所謂「ジョブ型雇用」と言われるような方式で考えると、中々、スキルマッチが難しいレベルだったりするからです。これはハローワークに限らず、個別にパートナーさんと面談を進める時でも、その仲介会社が中身を理解しておらず、ひたすら「金額は?」で詰めてくる状況で言ってくるのと相似な気がします(だから人事に「ハローワークも含めて」なんてリクエストをしなかったのですが)。
ジェネラリストが必要なのか、それともスペシャリストを求めているのか…、そこに適切な給与を支払うつもりがあるのか…、少しハローワークも採用者側も職探しをしている人に寄り添っても良いんじゃないかな?なんて思いました。