老人とアファメーション
父が倒れてから、母のまだらボケが進行している雰囲気が強く、妹と「やばいね」と言うことが増えてきました。そこで、ちょっと思ったのが「言霊」「自己肯定」「アファメーション」です。
母が最近特に「歳のせいで」とか「ピントがボケてるね」という事が増えてしまっていたのが耳に強く残っていたので、もしかしたら!と思ったです。で、今日は、そんな母に言い聞かせていることを書いてみます。

卑下をさせない
口癖になっている「歳のせい」「ピントがボケてる」は、自己肯定感を下げているような気がしています。本人は時に言い訳、時に謙虚さのアピールのつもりなのでしょうが、それが却って自分の状態を引き下げているような気がするのです。
そこで「『歳のせい』『ボケてる』って言っていると、本当にそうなるから、言い方を変えな。卑下したような言い方は、どんどん悪い方に働くよ。だから『健康で楽しんでる』『失敗したけど仕方ない』って前向きな言葉にしてみなよ」と電話で話してみました。ある意味、引き寄せやアファメーションの実験台です😁。
ただ本人がシャキッとしている時に「老け込んだとか思ってるわけ?」と聴いてみると「それは無い!!( ー`дー´)キリッ」と言うのです。それだけに言い方を変えることに抵抗感はなかったようです。
一気に悪くなるけど、一歩ずつ改善できれば
父が倒れた直後、一時的に「こりゃ痴呆が始まったな」と思った事があります。真夜中に電話をしてきたり、ご近所に唐突に上がり込んでみたり…。私も妹も、かなり焦りました。ただ、父が小康状態に入ったところから、少し回復してきたのです。でも、健忘や以前からの出不精には拍車が掛かった状態。4月に入ってすぐ、介護保険の調査員の方に来ていただいたのですが、客観的にみて、直近の記憶能力は50パーセント程度しか残っていない様子と報告しました。悲しかったのは、そのヒアリングの中で「息子さんはどのくらいの頻度で電話してくれてますか?」と聴かれた母が「時々だよね。何日かに一回」と言われたことです。実は、私が午前のモーニングコール、妹が夜、毎日電話をしているのですが、その記憶が飛んでいる訳です😁。その日、私が何時に実家に着いたかも解らずと言う状況で…。一番ひどい時のような理解不能な行動はなくなったものの、確実に父が健康だった頃に比べて悪化しているのが解ります。特に妹を困らせているのがゴミ出し。曜日の感覚が弱くなっているので、生ゴミを出しそびれていたりすることが多く、また冷蔵庫にも消費期限切れのものが多くあると言う…。また、私も薬だけは飲むように促しているのですが、飲み忘れを隠していたりして、中々難儀です。
それでも長い目で考えれば、一歩ずつ改善できれば、それで良いのでは無いかと。アファメーションで自分自身を老け込む要素を減らせれば、実験としては成功だと思いますし、妹を含め安心感が出てくると思います。
老人でも楽しんで生きて欲しいです
高齢になっても老人でも、楽しく生きることは大切な事だと思っています。その一つの要素は、周囲の人と上手く付き合えること。父が倒れてからは、会話が殆ど無くなってしまっていたのですから「周囲」と言う概念が薄れてしまっているのかも知れません。それでも、なるべく出不精を外に引きずり出して「周囲」の輪を広げさせたいと思っています。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。
実験の経過は、またご報告できればと思っています😁。
