瞑想とアファメーション

私にとってはリワークの代わりです(笑)

 業者の方には悪いのですが…。私も医師から「そろそろリワークしない?」と勧められたことがあります。その助言で、とあるリワーク業者の説明会に参加したことがあります。正直、その費用、そして復職に諦めを感じ始めた頃(できるできないよりも、再発リスクと決して合わない職場だったので)だったこと、そして説明会の内容に疑問を強く感じたので、他の業者さんの説明会に出る気も無くなり見送りにしました。医師には「コワーキングスペースも借りてるし、それなりに自分で何とかなりそう」と言って納得してもらいました(笑)。
 では、どんな疑問を感じたのかですよね。その説明者さんは「再発リスク」を強く説明してリワークの重要性を強く説明してくれました。これには納得です。ただ、その説明の中でパンフレットを一枚取り上げ、折り曲げたんですね。「何をしたいの?」と思っていたら「皆さんの心は、この紙みたいなものです。こちらの折り曲げていない紙は多少の力、つまりストレスですね、が加わっても折り曲がったりしません。でも、皆さんは折り曲げた紙と同じで少しのストレスを加えると簡単に折れ曲がります。」
 これ、なんか失礼だなぁと思ったのですよ。折り紙だって、折り方次第で強くもなるし、美しくもなる。それを単純に折り曲げて「これと一緒」なんて言われたら…悲しくなってしまいます。
 で、こんな事にお金を使うなら、もっと自分の心を柔軟にする方法って無いのかな?と思ったんです。それで目をつけたのが瞑想とアファメーションです。

瞑想は前にも書いたかな?

 瞑想は、前にも書いたと思いますが座禅に代表されるように自分の心と向き合うように雑念を取り払いながら落ち着いた呼吸に集中すること。と概略言って良いのかな?と思います。座禅なら「無念無想」と言うように、頭の中を空っぽにすることが大切なのでしょうし、そのために自分の呼吸に集中して呼吸数を10ずつ数えて雑念で思考がバラつく事を抑えます。その発展形とも言われるのがマインドフルネスと言われるもので、ここになると雑念よりも、自分の希望や目的に思考を集中するような瞑想法になってきます。
 こういった、瞑想をしていると副交感神経系が刺激され、心穏やかになる!と言うのが謳い文句になりますね。実際、やっているとザワザワしていた気持ちが落ち着いてくることもありますし、呼吸している自分、生きている自分を実感することになります。
 そんな時に、最初に始めたのがYoutubeの「ヨガ講師 ぬん」さんのチャンネルです。と言うのも、このチャンネルには「寝たまま瞑想」と言うのがあって、どんなにダルくても画面を見る必要もありませんし、ただただ音声を聞きながら誘導されるようにイメージをしながら呼吸をするというものです。ヨガが元なので「チャクラ」などの言葉が出てきますし、「丹田から息を吸って」など合理的ではない(笑)呼吸イメージを誘導されます。ちょっとスピ的ではありますが、ヨガは元来、スピリチュアルな要素を含んでいますし、こうすることで自分の呼吸への意識も高まるので、私には合っていたのかもしれません。
 「寝たまま瞑想」のコンテンツには、サンカルパ瞑想というのが有って「願望実現の瞑想」として紹介されています。これ、案外、好きなんですね。瞑想していて実現したいことが叶うなら、それで良いし、その願望が実現しているイメージを持つことで自分が何だか楽しくなれるような気がするんです。

願望実現の瞑想

ただ、寝たまま瞑想は余りコンテンツが多くなくて、少しマンネリ化を感じて見つけたのが、「メディテラス」です。こちらにも寝たままで出来る(説明では自分が一番リラックスできる姿勢と言われますが)瞑想がかなりの数、紹介されています。
 先程のサンカルパ瞑想でもそうですが、「引き寄せの法則」を意図したものも少なく有りません。(引き寄せの法則を信じるのはあなた次第です-笑)。
 そして、このメディテラスでは、この他にアファメーションもかなりの数、配信しています。

アファメーションって?

 耳慣れない言葉かもしれませんが、

アファメーションとは、「肯定」や「断定」の意味を持つ英語の「affirmation」に由来します。言葉を使って自分自身に肯定的な思い込みをさせることで、成功や幸福を手にするための手法の1つです。

「《仕事もお金もうまくいく?》アファメーションとは。具体的な例文と効果的な実践方法」西日本シティ銀行『renew』より抜粋

という事で、引き寄せの法則などではかなり多用されるものです。先程も書いたように引き寄せの法則を信じるかどうかは、読んでくださっている方次第なので、無理強いをするつもりは全くありません。ただ、上にかかれている「自分自身に肯定的な思い込みをさせる」という部分が重要だと思うんですね。
 つまりは、自分自身で独り言として肯定的な言葉を呟いて見たり、あるいはそういう事を言う動画や配信を聞いたりすることで自己肯定感のシャワーに身を浸してみるっていうのも悪くないな。と考えた訳です。

自己肯定感

 以前の投稿「「すみません」より「ありがとう」を」で書いたように、うつと言われて以来…いや、その前兆が現れたあたりから、自己否定や萎縮する自分がいました。いや、その時には全く気づいていなかったのですが、終いには部下や後輩にも「すみません」と言っている自分がいたのは確かです。仕事が手につかなくなっていたんですから、謝るのが当然だろうと思っていましたし、自分が良かれと思ってやっていても、すでに火を吹いたプロジェクトに加わっていたので「そんな余計な事を」と言われ続けていましたから(笑)。
 だから、萎縮した自分、自己否定する自分を励ます意味でアファメーションというものをやっています。
 「この効果は絶大で!」
なんて富豪になったりした訳ではありませんが、それでも街を歩いていて小さな変化や良いことに出会うと「嬉しい」と素直に思えるようになっています。今までだったら気づかずに通過していたんでしょうけど…。
 そして、それは自分の状態を把握するのにも役立っています。「疲れたなぁ」「もう無理」と思っても、それを「頑張ったねぇ」とか「先送りしていいんだよ」と自分の良いように頭の中の言葉を置き換えたりしています。そうすると、少しは気持ちも楽になりますしね。
 自己否定に繋がるような事は、療養中にやる必要はないと思っている私なので、多少の失敗があっても「まぁやっちまったことは仕方ない。次、頑張ろう」と思うようにもなります。以前の謝ってばかりの私なら「どうしよう!どうしよう!」と迷路に陥っていたのですが、頭の中の言葉を置き換えられれば、迷路が迷路ではなくなり、たとえ「そんなの問題の先送りじゃん」と言われても構わないと思えるようにしています。明日できることは明日やれば良いんです!はい。
 実際、このアファメーションや引き寄せの法則でよく言われるような事って、かなり行動認知療法にも近いものがありますし、医師と会話したときにも「本をちょっと買うくらいなら良いんじゃない?」と言う感じでした。医師が思ったのは「どっぷりハマって、新興宗教やセミナー通いに精を出す」って言うことなんですけどね。そもそも、リワークの「疑問」を感じ、「新興宗教」や「マルチ」「自己啓発詐欺」なんかが大嫌いな私としては、あくまで今、うつとして生きていて、妻や親にも迷惑や心配を掛けながら生きている自分であっても、褒めて上げたい。生きていると言う事実をキチンと認めて上げたい。それを自分がやらないと!と思っているだけなんですが(笑)。だから、私はうつになってからの自分が好きです。それ以前の様々な経験も大切なものです。ただ、仕事や職場で辛かったことは、ここやXでは書きますが、基本的には思い出しません。思い出したら「Purge(消去)」と心のなかで叫んで、その思考をシャットダウンしています。そして自分にアファメーションをして散歩したり、ボケっとしたりしています。
 そして、よくある「唐突な音」でドキッとしても以前よりも動揺しなくなってきているし(「ま、こんな奇妙な音が聞こえるのも佳き前兆だわ」とかって思って)、少しずつ少しずつ前に進んでいるような気がしています。

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