自己肯定しよう!
偉そうなタイトルで始めましたが、人には自分の人生を幸せに…良く生きる権利があると想っています。その為に自分が動けなくても悲しくても、出来る事があるかな?と想って、こんなタイトルにしてみました。自分を褒め、肯定することは自分に一番身近にいる自分こそできることですから。
急進期を終えて
うつの診断を受ける前、そしてその後の急進期に
なんでこうなんの?⇓
⇑人生どうしよ ⇓
⇑俺が悪いんだな ⇓
⇑俺の人生終わった
というループが起きていました。ここで産まれるのが「自己否定」です。元来、劣等生根性が強い上に、最悪の自体を常に考えていた私が自分を肯定する機会は殆どなかったと言って良いでしょうね。
この性格の損なところは「他人の2倍努力しないと、人と同じ成果は得られない」と頑張ってしまうことですね。実際、海外出張をしても、時差ボケの頭を利用して夜もメールを打ち続け、昼はカンファレンスに出てと、殆ど寝ずに過ごしていました(本社の外人からはCrazyすぎると言われて、喜んでたくらいでしたね)。まぁ日本人が「勤勉な民族」と言う伝統アピールは出来たかも知れませんが(😁)。
そして2倍努力するという自己否定からスタートしているのですから、基本、自分を肯定する事は殆どありません。例え表彰を受けても「今は別案件で一杯一杯」と言う頭で商品を受け取っていれば嬉しさもありません。外人が大喜びしているのを見ても「パフォーマンス上手いなぁ」と想っていたくらいです。
それが急進期でパワーアップ(?)をしてしまい、更に追い込んでいきます。辛いですよね。
そんな急進期が終わって、回復期に入ってから歯医者に行った時「前に診たときより、キチンと出来てますね」と褒められ(頑張りましたw)。そして内科でも爆食で血糖値が上がりすぎた後、精神科の薬を減薬して急速に糖尿病が回復。内科医からは「薬もだけど頑張りしたね」と褒められ。これで「あ、俺ってば、褒められて伸びるタイプじゃね?!」と思うようになりました。
医師に治療法を聴いて
治療を受け始めた頃、医師から治療法を聴いたのですが、当時は記憶力が朧…と言うよりボロボロ。回復期に入った頃に再度聴くと「認知行動療法。Webでも書籍でも一般的に知られているやつね」と言われて、ちょっこと調べました。昔ならDeepにとことん調べ自分の頭の中で論理が固まるまで調べまくったのですが、今でもですし、当時はもっと浅めにしか調べていません。それでも判ったのは「受け止め方を考えてみる」「悪い受け止め方は止めてみる」と言うことでした。当時はまだ、何か悪いことがあると「どうせ鬱病だしね」とか「おれ、マトモじゃないし」とか「そもそも、おれなんて」な事で納得してしまっていたのです。が、この治療法を知ったことが一つのきっかけで「自己肯定をしてみる」と言うチャレンジを始めました。
そして、この時期からアファメーションや瞑想に興味を持って、その中から「引き寄せの法則」なんて言うのも学習した事から、この共通性を感じて、
瞑想・アファメーション→自己肯定能力強化
と言う過程に入ります。
うっちー風 自己肯定
私の自己肯定法は「言い換え」と言えば良いでしょうね。例えば以前にも書きましたが
以前:街で変な人を見かける→できるだけ近づかず→妙な人だと断定→見なかったことにする
今 :街で変な人を見かける→迷惑にならない程度に観察→「奇妙な人」と理解する→奇妙は
奇跡と同義と納得→ラッキーパーソンと出会えたと喜ぶ
あんまり良い例ではありませんが、こんな感じで「ラッキー」や「良かった」に言い換えをして腹落ちさせています。こうなると腹が立つ事も減りますし、ストレスも減ります。
自分が失敗しても
以前:茶碗を落として割る→やっちまった。ドジッタ→落ち込む
今 :茶碗を落として割る→やった事は仕方ない→新しい茶碗を選ぶチャンス!
と頭を切り替えてしまいます。もちろん、お茶碗代はもったいないですが、壊れるものは仕方ない訳です。これはボランティアでお会いした陶芸家さんに聴いたのですが「焼き物は壊れ物って言うの。割れてなんぼなの」と言うのですから、それで良いんですよ。だから、お茶碗を割ったら、それを口実にその陶芸家さんと話し合いの口実ができると言う得も生まれます😁。
落ち込んで生産性が上がるの?
健常だった頃、失敗すればシバカれる(😁)とは言わないですが、上司や同僚によってはネチネチと絞られてた記憶があります。「だからお前じゃ無理だって課長に言ってたんだよ!」「お前、○○を担当してたからって調子乗ってる?」とか😁。そんな言われ方したら落ち込みますし、どうして失敗したかを見直します。が、見直した所で…いや見直している時間は無いんですね。次から次へと仕事が来ますから。コンサルティングをしていたころなら、絶対に、こんな失敗を見直しながらやっていては私の場合「OUT」です。
1. 話し方に覇気が出ない
2. 難しい質問や難しい説明で失敗していれば、同じようなところで萎縮する
3. 簡単な質問でも「じゃ、調べてお答えします」
4. シナリオを作ってサクッと説明しようとする
と言う流れができるのです。これ、私がプレゼンをやる時の四大ダメプレゼンです。
まず1は「声が聴こえないんですけどぉ」とかいう声が出るなら良いんですが、伝えようとすることが伝わりません。考えても見てください、おどおどした感じの人が終始話していても、時間の無駄ですよね。
2についても同じなのですが参加者が5人以上なら必ずいる「意地悪な参加者」が、ここ一番で無茶振りに近い質問をぶつけてきます。そこで例えば正解の回答が「その点については社外秘、リエンジニアリングに繋がるのでお答えできません」だったとしても、萎縮した人が言えば「そこを調べるのがお前の仕事だろ」と言われ、堂々と話していれば「リエンジニアリング…やっぱり嫌がりますよね」と引き下がってもらえます。これが、3番にも繋がります。
3の「宿題にします」は一見、誠意ある対応に見えますが、実際には回答を得られる目処も無いことだったりします。質問者は当然の事として回答が来ると想っているのに「本社に問い合わせましたが、回答がありませんでした」なんて言われれば、大抵、破談です。一つは、外資の中には「聴いても仕方ないから、一週間したらテキトーに返しとけ」と言う文化のあるところがあったりするせいです。しかし、一生懸命、本社や開発部門のマネージャーとコンタクトして調べる人も沢山います。が、これでは次から次にくる仕事にボトルネックを作ってしまいます。宿題を貰って帰ってくるのは悪手なんです。
そして最後の4ですが、これが最悪だと思います。良くIT屋さんが他社のプレゼンを見ると「いや、流暢に説明するよね」「上手いねプレゼン」と感想が出ます。これを言う人、申し訳ないですがプレゼンがそもそも下手な人です。シナリオに沿って流暢に話させたいなら、ショーなどに出ているプレゼン用のコンパニオンにお願いした方が良いでしょう。寧ろ、訥弁でもお客様にツッコミどころを作れる人のほうが良いプレゼンターだと想っています。何故だか判りますか?シナリオ通りなら、基本、予めプレゼン資料に書かれていることを話します。言い換えれば紙やプロジェクターに書かれていることを代読しているだけですね。一方で、ツッコミどころを作れる人はプレゼン資料には無いことをQAの中で伝えていきます。すると参加者はメモを取りますし、理解が深まります。これが妙味で「あのひとのプレゼンが記憶にあるんだけどさ」と言う事が後々に話題に上がって、ソリューションのキーポイントが紙に書かれていなくてもキッチリと伝わるんですね。
こう考えると、失敗を見直すなら失敗を逆手に取って進めていく工夫の方が遥かに生産性が高いということになります。
失敗を逆手に取る=やったことは仕方ない
つまり失敗にくよくよすることより、逆手に取る努力をしたほうが生産的だし、これは先に書いた「やったことは仕方ない」に通じると思っています。そして、こう考えれば、認知行動療法の視点でプレゼンの生産性が病状の改善に繋がると思うのです。だから、嫌なことであっても、それを「良いこと」と置き換えて見ると自己否定は消えて自己肯定へと変化させることが出来ます。
自己肯定によって生み出せることは
・ネガティブな思考に陥らせにくくする
・ポジティブな経験が単純に増加する
・鬱くんが上がってきても、収まった後で冷静に対処しやすくなる
があります(個人の感想ですw)。
これを引き寄せの法則に当てはめてみると
・否定的な想像は否定的な現象を引き寄せる
・肯定的な想像は肯定的な現象を引き寄せる
という大原則になる訳ですよね。だから、出来るだけ肯定的に行きましょ。
そして肯定的に生きましょう❣
自分の人生は自分のものです。だから、できるだけ幸せに生きるかどうかも自分で決めて良いと思います。もちろん、他人に迷惑をかけたり犯罪に手を染めることは除外します。
だから良く生きるために、自分を肯定してあげましょう。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。