アファメーションと日本語解析

うっちーはアイティー屋時代に色々な技術に携わる事ができました。今、流行っているDXみたいな事、業務改善、社内ポータルと言う名の総合ナレッジベース作成、インターネットでのカード不正対策に、AIの応用利用などなど。

こう言った中で「日本語解析」と言う技術と何年か格闘していました。そして、この基礎的な部分とアファメーションに「似てるぜ」と思うところがあって、今日のお題にしました。ただ私の日本語解析の実情は狭い視野ですし、5年ほど前の状況ですから、現在とは異なっているかもしれませんし、そうあって欲しいと思っています。

日本語解析

実は、日本語解析と言うのは、とても高度な技術が必要です。その理由は、英語のように言葉の間にスペースがない、句読点がルールとして明確ではない、かな漢字交じりで書かれる、送り仮名も必ずしも正確ではない、送り仮名によって意味が変わる。などなど、今から20年以上前に格闘していた頃に、色々と勉強させて貰いました。

この日本語解析を使う技術の人が「検索」です。例えばググる時、「記号の入力ができない」と検索します。すると、Googleは、その入力に従って類似の事が書かれたページ、そして最近は、AIの回答も出してくれます。こうすれば記号が入力できますとか。みたいなですね。

これ、実は凄い技術です。

日本の会社、或いは外資でも日本人がリーダークラスで日本語解析には「形態素解析」と言う技術を「使ってしまいます」。これがGoogleの凄いところ。少なくとも使っている様子を伺わせません。

この形態素解析、日本語の文章やフレーズを分割して有用な部分を取り出します。とても有効な技術であるのは間違いありません。

一方で大昔から、そして形態素解析の課題は「〜ない」「〜だ」を有用な語とは見なさず切り捨ててしまう事でした。

例を挙げれば

 このキーボードではMacに繋がらない

 このキーボードならMacに繋がる

が同じ意味にされてしまうのです。ある意味、私が日本語解析と格闘していた時代は、それをやっている企業も少なかったですし、文科省や新聞社の資料を取り寄せて、微調整すれば、それなりに動いてくれた事、そして、日本語解析をした後で、検索する対象が自社製品だったので、回避策を撃てたことは幸いでした。

ただ、この課題を「ウチは日本語解析や要約、得意技です」と言うAIベンチャー、多分10社ぐらいに聴いても、答えは「そこは未だに課題です」と全社に言われたのは記憶に新しいところです。

アファメーションとの関係

アファメーションは「肯定的な表現を使いましょう」とされてますよね。よく出てくる悪い例が「太らないようにしたい」「落ち込まない生活をしたい」。です。両方ともネガティヴなワードに否定の助詞が付いた希望です。形態素解析で言えば「太る」か「太りたい」、「落ち込む生活」同じ意味になるのです。若しかしたら、脳は形態素解析と同じ欠陥を持っているのかもしれませんね。

肯定的な表現にするには

肯定的な表現にするには「反語」を探す、そして〜しないを外す事が一番楽でしょう。「太る」の反語「痩せる」にして「〜ない」を無くせば「痩せるようにしたい」

「落ち込む」の反語(適切かな?)「楽しく」に置き換えて「〜ない」をなくせば「楽しく生活したい」ですよね。

どちらも少なくとも否定的な要素は含まない文章になります。

否定する語は自分を否定するのでは?

自分を励まそう。前向きに行こう!と思った言葉が、アファメーション的にはマイナス効果を生みやすい。と言うことは、否定的な語を連発すると、自分を励まし大切にするはずのアファメーション…あるいは、アファメーションとは意識していなくても、アファメーションと同様の効果がネガティヴ側に働くのでは?と思っています。

言い換えれば、否定的な表現は自分を大切にしていない表れなのでは?と思うのです。

ここの所、うっちーは疲れています。その原因は、Xの固定ツイートが未だに収束せず、交渉や議論、申し入れなどに時間を使っているからです。相手に苦情や改善を要求する場合、どうしても相手方の不備を指摘せざるを得ません。「A氏はビジネスマナーも守れない」「精神疾患を始めとした障害者への合理的配慮ができていない」を言ってから、改善を求めることになります。先程の考え方が正しければ、否定的表現を使わなければ、相手に話ができない局面なんですね。

うーむ。辛い。笑い

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