精神疾患救済シリーズ(1) – 諦めないで。医師も教えてくれない「貴方を助ける精度」

「自己責任」じゃない。うつ病で収入ゼロでも生活を守る公的支援の掴み方(その4)-【制度活用編】」でも書きましたが、最近、少し情勢の変化を感じたので、改めて書いてみたいと思います。上記と合わせて読んで頂けると幸いです。
そして、今回は2回に分けて記述します。
今日はその第一回、「精神疾患救済シリーズ(1) – 諦めないで。医師も教えてくれない「貴方を助ける精度」」として精神障害者の視点から、精神障害者に向けた記事とします。
次回はその周辺にいらっしゃる、あるいは興味をお持ちの健常者の方に向けて書きたいと考えています。

「お金が無くなる恐怖」

給与所得者に限らず、精神疾患になると収入が減る事は避けられません。ただ、社会制度として例えば
・傷病手当 = 勤務先の社会保険への申請で受けられます
・自立支援 = 都道府県が主体になって精神疾患の医療費を支援してくれます
・障害者手帳 = 公共交通機関などの割引などを受けることが出来ます。
・障害年金 = 年金として給付を受けることが出来ます。
少なくとも、これらの制度があるのですが、お通いの精神科で必ずしも教えて頂けず、Xや自力で検索して方法などを知る人も少なく有りません

障害者になりすませる「診断書」の恐怖

上記に例示した社会的扶助を受けるためには、ほぼ間違いなく精神科からの診断書が必要です。ただ医師によっては診断書を書いてくれなかったりするようです。これでは、せっかくの制度も高嶺の花や造花になってしまいますね。
逆に敢えてキーワードは書きませんが「診断書、即日発行」や「スマホでOK」などのキャッチコピーで診断書ビジネスをしているクリニックもあります。私が危惧しているのは、このビジネスモデルです。これは、的確に診断された障害者とは違って裏口として社会扶助を受けるためのスキームになっているように思うのです。

これでは、ナマポ問題の再燃が…

かつて生活保護の不正給付が問題になり、コメディアンなどが給付を親族にアドバイスするなどして問題になりました。
このような問題視が、上記のようなビジネスモデルで着火してしまう可能性があります。
また障害者年金の受給者自身が年金の振込金額を公開するなどして、着火剤を作っていたりもします。年金ですから、2ヶ月に一度の給付なのですが、恰も月給のように読んでしまう人もいるのですが、本人は全く説明もせずに拡散・インプ稼ぎに精を出しているのですから呆れるしかない状況ですし、他の障害者にとっては危機感を煽るばかりなのです。

精神障害者は増えている

以下のグラフを見て頂けますか?少々古いデータです。

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000940708.pdf
より引用

このこのように外来患者数が毎年伸びています。入院患者数が伸びていない理由は政策として閉鎖した治療よりも社会の中で治療することを推奨しているからです。ですから「入院するほどじゃない人が増えているのね」というのは誤読で「従来なら入院を推奨される患者でも社会の中に放り出されている」と乱暴な言い方ですが、理解して頂けると助かります。

何故増える精神疾患

長い間、ライフワークバランスや働き方改革などで過労死問題などの解決案(敢えて案とします)が打ち出されてきました。過労死を精神疾患の中でもとても大きな問題ですし、「症状」の一つだと思うのです。ところが、この案が施行されているのに、精神疾患患者は増えている。つまり過労死の裾野は広がっているという現実を考えてみましょう。

ストレスの増大

CMなどでも当たり前のように「社員のリスキリング」と言われています。これは経営の視線なら正しいことですが、社員にとっては大きなストレスになることもあります。WindowsやiOSのアップデートでインターフェイスが変わるだけでも戸惑う経験はありませんか?それが使うシステムが変わる、マニュアルも未整備、新システムに移行するなど、リスキリングの結果として配属された先で嵐のような変化に晒されます。会社で、この変化に気づいているのでしょうか?「当たり前の事」で済ませていませんか?貴方自体も同じように考えていませんか?
乗り越えれば勝者、落ちこぼれれば敗者とされていないでしょうか?あるいは、貴方自身がそう認識していないでしょうか?。これが精神疾患を増加させるストレスの一因だと考えています。

診断基準の変化

この総数には従来とは基準が変わった「性格の病」とされた病気も含まれるようになりました。つまり分母が増えている事も要因です。しかしながら、それだけで処理することは余り良い判断とは思いません。それでは、従来の精神疾患患者を含め、軽く扱われる口実にされてしまうからです。

また、国政や社会サービスについても必ずしも精神患者に対して寄り添ったものにはなっていません。ほぼ必ず身体障害者を中心に施工され、その順序の最後に精神障害者に適用されるのが通例化しています。鉄道割引はようやくJRや一部私鉄でも実施されましたが、多くの私鉄では適用されていません。しかもこれは障害者全部に当てはまりますが「100km」の壁が存在していて、通常の最長距離で計算しても100kmを超えない私鉄では、適用しても何の意味もないところが多いのです。これでは…なかなか、障害者も精神障害者も「自由に移動して、社会とふれあいましょう」と言われても出来ないのが実情だと判るかと思います。

だからこそ積極的に「自分」や「周囲」を使う

こういった不便(冒頭の申請)はうつ病なら最も苦しい「急進期」に集中することが多いと思います。「消えたい」などの希死念慮が爆発しそうな時、思考回路が真っ白な時に、これらをやるのは酷です。が、やらないともらえるものがもらえません。ですから、自分や家族、知古などを通じてでも申請にもっていってください。時にはAIも適切なアドバイスを貰えるかもしれません。

なおこういったことについては拙サイト
社会的な扶助を受ける
精神疾患 参考情報
のページでもできるだけ詳しく紹介しています。
お時間のある時にご笑覧頂けますと幸いです。

精神疾患の皆さん、一人で苦しむのは止めましょう。
貴方の責任で病気になったのでは有りません。
セーフティーネットを上手く使って、行きてまいりましょう。

最後に

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回の障害者のご家族様を中心にした情報共有を行います

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