うつになって判ったこと(デメリット)

うつ病患者を見抜けますか?

 まず、今までカミングアウトした以外で私を「うつ病」と見抜いた人はいません。殆どが「えっ」という反応です。「普通に話せてるのに」「気さくなのに」などがカミングアウトに対する反応です。
 また障害者手帳も生活する中で開示する義務はありません。それを思えば、あなたの隣で働いてる人もうつ病など精神に疾患を持ち、障害者手帳を持っているかも知れません。

偏見はある?

 偏見を感じる事は正直あります。両親に話したときには「入院しろ」「免許は返納しろ」と言う反応がありました。高齢者には、そういった認識なのでしょうね。
 また、失業保険の受取にハローワークに行く度に「ぁあ〜」と思ったのが「障害者向け案件」のお仕事検索の結果です。月額で頂ける金額がとても低いのです。今から考えると障害年金と合算して生活がギリギリ成り立つ程度が目安なのでは無いかと思う程度です。

 ただ、このような業務でも正直厳しいのが2級の私から見た業務内容です。すっきりと目覚める事は殆どなく、日中は脳みそが後ろに引っ張られるような眠気に襲われる毎日で「給与所得」と言うのは、中々にして高度なスキルになってしまうのです。
 これが出来なければ!と言うハードル自体が偏見とも言えるかもしれませんね。

「普通ならできるでしょ」

 「うつ」と診断される直前、自分でも不思議なくらい仕事のパフォーマンスが落ちていました。と言うよりも、理不尽とも思えるリクエストが腑に落ちないと言うより頭の中に入ってこないのです。そこで言われたのが「普通ならできるでしょ」の一言でした。確かに普段の私ならこなせるレベルの仕事です。が、全く進まない。自分の中で「このような理不尽な内容を完成させることが良いことなのか?」と言う葛藤も相まって指をキーボードに置く気力が全く出てこなかったのです。この「普通なら〜」と言う言葉は、精神疾患で苦しむ人や、その直前で堪えている人にとっては槍のように突き刺さるのです。

「急いでよ」

 この言葉は多様な表現で言い換えが行われますね。「今すぐ」「時間が無いんだ」「まだやってるの」などなどですね。うつなると動作が緩慢に成りやすく、また例えば探し物や紐の絡まりなどが苦手になりました。そこに「急いでよ」と言われてしまうと慌ててしまって、更に時間が掛かります。これかなり辛いです。
・あー、迷惑かけちゃってる
・なんで、これができないんだ
・もっと早く動けたじゃん
などなど、自分が自分に槍を突き刺してしまうんです。急いでよ!と言われて、急げれば精神科は必要無いんですよね。😁

そのほかには?

 その他にある悪いことは、前投稿でも書いた「うつ症候群」と呼びたい様々な症状、そして、多くの場合、安定した収入を得にくくなると言う問題があります。

次回は

次回は「良かったな」と思っていることを書こうと思っています。

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