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刺激とは?

 急進期の間、知らぬ間に、そして意識して外部からの刺激を避けています。例えば、レストランでお盆が落ちる音や会話・大笑い、そういう「雑音」が気になる…レベルではなく、恐怖や動揺を覚えるくらいに嫌な刺激になります。歩いていれば、ちょっとした躓きでも気になりますし、公園でボケっとしていても歩き疲れていたりすれば「ちょっと詰めてください」と言われると凄く億劫になってしまったりもします。これが、私にとって「刺激」です。
 つまりは「嫌な感覚を引き起こす原因・要因」ですね。

回復期になったら

 回復期に入ると少しずつ刺激にも動揺ややり過ごしができるようになってきます。別な言い方をすれば健常だった頃のように(ある程度なら)許容できるようになりますし、外出の頻度が上がると、それに連れて脚などの筋力やスタミナも戻り始めます。
 ただ急進期のように「自分を守る事」に集中していると、中々、この回復に気づく事ができませんし「慣れ」が出来てきませんね。復職を目指すにしろ、社会復帰を目指すにしても、刺激に慣れていかないと中々前に進んでいる実感が出来ないと思いますし、また前に進む材料を得るチャンスを見逃してしまうことになりますね。それに、外出の頻度が上がるに連れて筋力も戻り始めますから「動くのが億劫」になるまでの余裕が広がってきますから、ちょっと動く事を強要されたとしても受け入れやすくなっていると思います。こう考えると自分の「鬱くん」を手懐けていくためのチャンスを有効に使っていく方が良いと思います。それが回復期では大切な事だと思います。

チャンスを得るには

 まぁ、簡単に考えればチャンスになるような騒音に溢れ、人が沢山いるような場所は街中なら幾らでもあります。それを寧ろ静かで一人になれるような場所は殆どありません。ただ、だからと言って進んで騒音だらけ、逃れられるような場所に行くのは、ちょっと怖いと思います。例えば地下で音の籠もるようなファミレスなんかだと昼時はサラリーマン、それにランチ飲み会の奥様方の声が響きますし、夕方は高校生の笑い声があちこちで湧き上がって来てしまいます。こんな中で読書だ!と考えていても、正直、厳しいと思いますね。ノイキャンのイヤホンで音楽を聴いていても、それを乗り越えて「ワッ!」とか言う声が入って来ると人間・動物の本能で意識が「ワッ」の音源に行ってしまいます。そうなるとタダでさえ弱くなっている集中力が読書には向かなくなり、やり場のないイライラ感に押しつぶされそうになってしまいます。
 そのため、私の場合、仕方なく地下のファミレスに入る時には、一定「覚悟」を決めます。そして、「ワンワンワン」と響く音の世界でイヤホンをし、集中ができない状況になれば外にタバコを吸いに出る。逆算すれば、近くにタバコの吸えるスペースを探しておく。という事で、気分転換をするようにしました。非喫煙者だと、この方法は使えないと思いますが、音から逃げるのと同時に場所から逃げる時間をとって、再度、挑戦すると少しずつ耐性がついてくるように思います。但し、無理は禁物です!
 もう一つは、少し静かなカフェなどで過ごす時間を増やします。これは、音のこもりにくいファミレスでもOKです。そうなると、地下のファミレスよりも音圧が下がり、少し楽な場所になりますね。それでも注意力や許容値を超えたら電話するふりでもして外に出ることで休憩をする事で先程と同じ様な事ができますし、その頻度はかなり下がると思います。
 どちらにしても
 ・長居ができる
 ・人が一定数いる
 ・自分のしたい事・集中したいこと(読書、PCなどなど)ができる
 がチャンスの宝庫(笑)だと思っています。

刺激を受けると疲れるから…瞑想

 健常だった時でも「人いきれの中」などに入ると疲れましたよね。それと同じで、休憩をしながらもチャンスの宝庫にいると疲れます。疲れる事を何度も続けていると嫌になっちゃいますよね。それは自然だと思います。が、刺激に耐性を付けていくことを少しでも繰り返していかないと、中々、人のいるところに行くことができないような気がしていた私でした。
 そのため、回復するために使ったのが「瞑想」です。チャンスの宝庫でもやりましたし、帰宅後もやりました。Youtubeに繋いで瞑想用の音楽を聴きながらとか、誘導瞑想のチャンネルの音を聴きながら瞑想をして、心を落ち着けるための瞑想を繰り返していました。これ、私には合っていたようで、翌日には回復してチャンスの宝庫へ行くことに躊躇が無くなりました。
 そして、もう一つはチャンスの宝庫では、こうしたブログ書きなどをするのが良いと思いました。チャンスの宝庫に行くためのモチベーションとして「何かをする」という目的意識を持つ事が特に私のような怠け者には必要な事でした。
 そうすると、最初の頃は2-3日でようやく1投稿。これが段々、増えてきたりしますし、ただ頭の中にある情報を書き連ねるだけではなく、様々なサイトやwikipediaなどを調べながら、書いていけるようになったりもします。
 そして、もう一つ、重要なチャンスの宝庫が電車やバスです。急進期の頃は電車で長距離移動なんて怖いは面倒くさいは。と思ってご遠慮申し上げていたのですが、耐性が付くにつれて長距離移動への躊躇がなくなりました。
 「お前の必需品のタバコは?」と聞きますか?それなら、スヌースなどの無煙タバコ(嗅ぎタバコ系)が便利だと思います。これならガム感覚で他の人に迷惑を掛けずに電車移動中でもニコチンが取れますからね。
 そして、尿漏れパッドを持って行けば安心!
 これを繰り返すことで、私自身、騒音とも言える話し声の中でも最近ではスマホをいじる程度の余裕は身につきましたし、電車移動も、それほど苦になることがありません。
 そして疲れたら、瞑想。寝落ちしても気にしない。但し、電車の中で寝落ちして乗り越さないようにだけは注意しましょう!