減薬は回復の証拠
うつ病の方のブログを見ていたりすると「減薬」と言う言葉が出てきます。実際、私も急進期に薬の効果が出すぎたり、逆に薬効を感じられずに減薬を含めて様々な調整を医師と相談して進めていました。回復期に入ると、急進期には適度だった薬、薬の容量では効果が強すぎたり、副作用が強く現れたりします。これが本格的な減薬だと思います。
処方されている頓服の数量を減らしてもらったり、薬を別にしてもらう事も必要です。これは遠慮無用の相談です。医師からも減薬のアドバイスをされることもありますが、あくまで患者側の体感、自覚症状が主体ですから、自発的に相談することが重要だと思っています。
実際にどうしたのか?
一つは便秘系の薬です。うつの発症前から便秘症でも無い私が強度の便秘に悩まされ続けました。このため、便通を良くする薬を出してもらっていましたが、体調が安定するに従い、これが不要な気がしてきます。つまり、定期的にお通じが来るようになるんですね。これでこの薬を止めてもらいながら、ビオフェルミンを投与してもらうようにしました。本来ならビオフェルミンは不要なのかもしれません。しかし、あれだけ(という表現しかできないくらい)の便秘を経験してしまうと、腸内環境がグダグダになっている気がして仕方ありませんし、便通が滞る事自体が恐怖になっています。その為、腸内環境を整備するためにビオフェルミンの相談をして処方してもらうようにした訳です(これは1増1減ですね)。
頓服の服用回数も減ってきましたから、これも減らしてもらいました。
そして、最も大きかったのが食欲増・体重増です。糖尿病が既にあった私にとって、これは糖尿病にとっては最悪な事です。食欲増と書けば軽い感じですが、実際には飢餓感に近い状況です。スーパーに行って間食を大量に買い込む事もあり、健常だった頃よりも明らかに過剰な食欲になっていました。実際、掛かり付けの内科医でも「ちょっと状況悪いね」と心配される始末です。そこで医師に相談して向精神薬の容量を減らして貰い、最終的には、その薬を処方から外してもらうようになると血糖値も順調に下り、内科医の心配顔も「この方向で頑張って」とニコヤカなものに変わりました。
これら以外にも、投薬をきっかけに身体や思考の変化(異常)があれば積極的に医師に相談した方が良いです。それが家族からの「ちょっと◯◯になってない?」のような外部からの変化も相談の対象です。