あなたは大丈夫?「疲労」と「異変」の境界線:鋼のマインドが見過ごしたSOS

I. 導入:「疲労」と「異変」の境界線

多くの人が、ストレスや身体の不調を「単なる疲労」で片付けます。特にプロフェッショナルな環境で働く人は、「頑張り続けること」が美徳だと信じています。しかし、その「単なる疲労」こそが、人生を左右する深刻な異変の初期サインである場合がほとんどです。

本記事では、うっちー自身のサラリーマンとしてのキャリアの中で、後に鬱病のサインだったと気づいた、「見過ごされがちな身体的・認知的な異変」を具体的に共有する回として、「自分は大丈夫かな?」と思っている、あるいは「こんな変調があるんだけど、精神に関わるもの?」と思う健常の方に読んで頂ければと思っている回です。

II. 自分への内なる差別:誤解の構造

多くのビジネスパーソンは、身体の不調を「疲労」や「老化」、「一時的なもの」で片付ける傾向があります。特に、私が経験したように土日を含めたサービス残業が常習化し、休暇を取る余裕がない環境では、「疲れたー」と言う状態が日常の基準となってしまうので、特に心身の「異変」に対して鈍感・不感症になってしまいます。

多くの健常者が精神疾患について抱く誤解は多岐にわたりますが、最も深刻な誤解は、健常者と考えている自分自身の心の中に潜んでいます

「私はストレスで色々とおかしくなっているが、精神異常者/患者と一緒にしないでくれ」—この心理こそが、受診をためらわせる最大の要因です。「精神異常者とは違う」と境界を引きたいという自己防衛は、あなたが社会に対して感じている、あるいは「メンタルが弱い人の病気」と考える「差別への恐怖」が、あなた自身に向けて心配する「内なる差別」なんですね。

この「内なる差別」を放置することは、「精神科に通院する=人生が終わる」という恐怖をもたらし、結果的に病状を悪化させる道を選ばせてしまうんです。

専門家ですら見誤る初期の診断(軽症うつ)

これ、実際には「自己欺瞞」、それも自分自身に対する自己欺瞞を強化する要因になってしまいます。実は、うっちー自身、2度、明らかな「やり甲斐詐欺」に出くわしました。最初の「やり甲斐詐欺」による心労、「結構やばいな」と考えて心療内科を訪れた際、医師から「鬱病ではなく、一時的なダブルバインドの状態」と言われました。 (ダブルバインドとは、二つの矛盾したメッセージや要求を同時に突きつけられ、身動きが取れなくなる心理的状況です。私の場合は「成功したら起業」という言葉が、成功した瞬間に「成功したから会社に残れ」という形で裏切られた状況でした。)

そして、その診察で「あなたは一番、鬱病にならないタイプだ」とも言われました。この言葉は、その後のサインを見過ごし、無理をし続けるため、自己欺瞞の免罪符となったと言っていいでしょう。このように、病気は初期段階では「一時的なストレス」や「性格」と見誤られやすく、それが「頑張り続けろ」という社会的なプレッシャーと結びつくことで、正確な診断を遅らせる最大の原因とも成り得るのです。
その時点では「あー、やっぱりうっちーは鬱病では無いんだ」と安心したのですが、実際には大きな診察開始の遅れを招いてしまったと言っても良いでしょう。

見過ごされがちな「異変」のサイン

隠れた身体症状:数十年の咳

うっちーの実体験で言えば、新入社員の頃から鬱病発症までの間、数十年続いた長期の咳です。酷いときには半年ぐらい「ゲホゲホ」「コンコン」と咳が続きました。色々な内科でも見てもらいましたが、「咳喘息」と言う診察がでるまで約10年。それまでは治りの悪い風邪。と言われ続けてきたのです。当然、風邪薬や咳止めなどの投薬が行われるのですが、止まりませんでした。ところが鬱病になり抗不安薬を服用したことで嘘のように治まりました。咳だってストレスのサインになっているんですね。
ストレスは良く知られているように胃腸、それに皮膚、そして呼吸器にも影響を与えます。そしてそれが周期的に現れる状況は「ストレス過多」が積み重なっていると言う証拠であるのにも関わらず、最も見過ごされやすいサインである可能性があるのです。

認知・コミュニケーションの停止

またうっちーは、不当な解雇やパワハラ、そして「やり甲斐詐欺」による裏切りを経験して来ました。そんな中で「今日が何曜日なのか」が全く分からない。頭の中のカレンダーが無くなり、打ち合わせで相手の目が見られなくなり、リモート会議では指名されても反応できず、発言が全くできなくなる。と、徐々に異常な事が増えてきたのです。これは脳が処理能力の限界を超え、社会的な生存機能そのものが段階的に停止したサインだと言われています。

見過ごされがちな感情・社会性のサイン

以前なら受け流せたはずの同僚や部下の言葉や実績に、急にイライラが止められなくなる。あるいは、周囲との間に見えない壁を感じ始め、社内で誰かと一緒にいるはずなのに「なぜか孤独感」に襲われる。これらの感情の変化も、あなたが「もう安全ではない」と感じ、防御反応に入っていることの現れです。

【今、客観的な判断を下す時です】

そんな時、うっちーは「大丈夫、何とかなる」「もっと頑張ろう」と自分に言い聞かせていました。しかし、それこそ「自己欺瞞」に過ぎなかったんですね。。この記事を読み終えた今、自分を正常だとバイアスをかけるのをやめ、客観的な事実に向き合ってください。
そこで2つの注意事項でストレスチェックをしてみましょう。
注1:結果を確認したら、このページに戻ってきてくださいね😊。

注2:正直に回答し、バイアスをかけないでください。
下のリンクをクリックしてスタートです!
5分で出来るストレスチェック
終わったら、戻ってきてください!(大事なことなので2度書きました😊)

III. 悪意なき「無理解の暴力」が患者を追い詰めるメカニズム

ストレスチェックの結果はいかがでしたか? 今、結果を知っているのはあなただけです。そして、もし良くなければ、次のステップを実行しましょう。辛いけど…それは「誰に相談するか?」という、非常に重要な決断です。そしてストレスチェックの結果が良かったとしても、定期的に(会社がやる1年に一回よりも短いスパンで)チェックをしていきましょう。そして、会社の団体保険や損保などが提供している精神疾患に対する保険や特約も検討しておいてください!

【予言】あなたは内面・外面に存在していた「差別の壁」に直面します。

ここで、大きな悩み、別の言い方をすれば差別や偏見の懸念と直面すると思います。
「上司に相談したら評価が下がるのではないか?」
「病院に行ったら、もう元の仕事には戻れないのではないか?」
という懸念です。あなたの周りの健常者が無意識に抱える誤解が、そしてメンタルに心配を心配していなかった貴方自身が持っていた誤解が、この「相談」の決断を難しくしてしまいます。でも勇気が必要です。

今からお話しするのは、もしあなたがその勇気を出して一歩踏み出した時に、職場や家庭で直面するであろう「悪意なき無理解の暴力」の具体例です。

1. 善意に隠された「頑張れ」の暴力

「君ならできるよ」「頑張って、早く良くなって」という励ましは、**「あなたは努力が足りない」「意志の力で治すべきだ」**という無言のプレッシャーとなり、当事者へさらなる疲弊と自己否定を強います。

2. 「メンタルが弱い」というレッテル貼りと評価の停止

特に体育会系の文化が残る職場や、そんな上司の場合、「あいつメンタルが弱いんだ」陰口を言う心配があります。これがレッテルになりのでは無いかという相談の最大の懸念となります。周囲はこれを「プロとしての資質の欠如」見做す職場もあります。つまり、相談しただけで、その後のキャリアアップを遅らせる心配も出てきますよね。このレッテルの恐怖は、あなたに「体は壊れても、メンタルだけは健全であるフリを続けろ」という、自己破壊的な決断を強いてしまいます。その結果がうっちーです。

3. 「理解できない」という距離感の差別

診断を受ける前から家庭で仕事の話題を避ける、職場が「優しさ」から必要な情報共有から除外するといった行動は、貴方自身と会社組織とが共同して孤独な戦士へと追い込みます。精神を崩していく中で一番つらいのは病気そのものではなく、「誰も自分を理解してくれない」という孤独感なのかもしれません。

4. 悪意なき「構造的責任転嫁」

精神疾患は、過度な労働環境や劣悪な人間関係など、組織や社会的な構造が関与している場合がほとんどです。うっちー自身の経験では、やり甲斐詐欺の中で「お客様から提案を深化させ市場を開拓せよ」という期待と、執行役員から「お前は言うことを聞かないから外す」という懲罰的なメッセージが同時に突きつけられるダブルバインドの状態がありました。構造的な欠陥が原因であるにもかかわらず、個人にのみ責任を負わせる態度は、病気発症リスクを高めます。そんな上司の下でストレスチェックの結果が悪かったら、即、専門医の受診を進める事を勧めたいのです。

放置のコストと寛解の分岐点(早期発見・早期治療)

「まだ頑張れる」と身体や心の危険信号を無視することは、あなたの人生のコスパを最悪にするかもしれません。

さらに、知っておいていただきたい重要な事実があります。精神疾患は、早期に発見し、適切な治療を行うほど「寛解(症状が治まって通常の生活を送れる状態)」に至りやすいことが医学的にわかっています。私のパターン、つまりうっちーのように長年、風邪や咳喘息だと思っていた病気(咳が)実際には抗不安薬で治る「心因性咳嗽」だったこと、そして曜日感覚や頭の中のカレンダーの喪失といった危険信号を無視し、完全に機能不全に陥ってから診断されたケースは、残念ながら寛解が難しい状況に繋がってしまうのです。

もし、これを読んでくださってストレスチェックが悪い評価の方は、早期に仕事を立ち止まってほしい、それが人生を取り戻すための最も重要な「分岐点」なのです。

立ち止まらないことは自分に対する無自覚暴力であって「社会は私を排除している」という絶望感を抱かせてしまいます。そして、この恐怖や懸念で「仕事から立ち止まれない」事こそが、あなたが今、誰にも相談せず、休む決断をできなくしている最大の原因です。違いますか?

行動変容:次に何をすべきか

あなたの人生がうっちーが経験した「厚労省の電話相談→即精神科受診の推奨→初診で鬱病判定→即日休職指示」という、避けがたかった現実と同じルートを辿る必要はありません。

私が当時の自分に送れる唯一のアドバイスは、次のたった一つです。 「外部の誰かの指示を待つのではなく、自分に『もう休んでいいんだよ』という許可を出し、その上で速やかに専門医の助けを借りること」です。

1. 「頑張らない」という戦略的な決断

「休むこと」は、キャリアを終わらせる決断ではなく、人生を再構築するための最も賢明な「戦略的撤退」です。もしあなたが今、「会議で集中できない」と感じるなら、それはあなたが「弱い」のではありません。 あなたの脳と心が、あなたに代わって「戦略的な撤退」を求めているサインです。

2. 差別を「恐れる」から「変える」へ

もしあなたが「メンタルが弱いという烙印が怖い」と感じるなら、それはあなたの問題ではなく、社会の無理解の構造の問題です。その恐怖を乗り越えるためには、孤独な戦いをやめることです。信頼できる友人、家族、あるいは医師やカウンセラーなど、「無理解の暴力」を浴びせない安全なコミュニティに、まず一歩を踏み出して相談してください。

3. 「共感」を広げる あなたの自己決定は、無理解の暴力を真の共感へと変えるための第一歩です。あなたが勇気を出して一歩踏み出すことは、無理解の暴力に晒されている他の誰かを救うための、最も力強い行動となるでしょう。

結論

精神疾患は、誰もが直面し得る、社会的な病です。あなたが今日、自分自身のために立ち止まる決断は、未来のあなたが寛解の可能性を得るための一歩であると同時に、社会の構造を変える小さな一石となります。最後に。例え今、ストレスチェックの結果が良かったとしても、それはあくまで「ひとときの断面」であって、あなたの将来を保証するものではありません。 本日のこの投稿を「未来への警鐘」として持ち続け、常に自分自身の心と身体の声に耳を傾け続けてください。お願いします。

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