うつって哲学させてくれる?
「生きる意味」って考えたことの無かった私
以前、海外の友人に「うっちー!お前の夢は?」と聴かれて「無いなぁ」と答えた記憶があります。既にボロボロに働いていた時期で、夢を語る余裕なんて無かったし、考える余地すら無かった訳です。
夢が無いって事は…今、思うと「生きている意味」なんて事も考えず、目先の仕事を捌くことと過去の失敗や成功に照らし合わせながら、追い立てられるように資料を作り、打ち合わせを行い、宿題が出れば早期に解決する。の繰り返しでした。
ただ上司から「このままで行けば、会社作る」って言葉だけが頼りな状態でしたね。でも、そこに夢を感じていたかと言うと疑問です。何故なら…ボロボロに働いている延長で、今いる会社よりも働きやすい・仕事がし易い環境になるかどうか、そして、その仕事を専門分野として少しは楽になれるかもと言う期待感が生まれていただけでした。
Xを見ながら、そして急進期を乗り越えてから
Xを見ているとTLに「生きている意味がない」というフレーズと言っては失礼ですが、この言葉が並ぶ事があります。そして急進期で頭の中が混乱し続けていた時期を乗り越えた時に「俺、何のために治療しているんだろ?」と思った記憶があります。
つまり
治療→その先にあるもの
が見えなくなったんですね。一種のエアポケット状態でした。
・復職
→営業職:違うな
→コンサル職:あの会社じゃ無理やわ
→バックオフィス系:あの複雑な手続きが必要な会社で出来るか?
※ しかも定年まで、そんなに長い時間がある訳じゃなし、退職金も無いぞ!
・転職
→これからだと、かなり狭き門
→また厳しい仕事の連続に耐えられるか?
→現職と同様の日本の会社では、間違いなく壊れる
と、先々を考えると暗くなるばかり。それだけに「今はとりあえず、傷病手当もあるけど…どうする?」とドンドン、ネガティブな思考に陥っていきます。そうなると「生きてる意味ないな」なんて思っちゃうわけです。
XのTLでもですし、私も気持ちが落ちると、どうしても、ここへ戻ってしまいますし、哲学的に「私には何ができると言うのか?」「出来ることを活かして、今まで自分や家族を幸せにできてきたんだろうか?」なんていう風に、その幅が広がってしまいます。
それは、それで良いと思うのです。だって人生の根幹を内省している訳ですから。ただ、どうしても、ここで止まっていると最終的に「お金が」という極限の問題が解決できません。
音楽を聴き、レジェンドの事を知り、占いを聴いて
そんな中で、以前も書いかもしれませんがレイチェル・プラッテンのファイト・ソングやAfrojackがStingをフューチャリングしたCatch Tomorrowなどを聴いていると、どん底にいながら這い上がる事もできるんじゃないかな?なんて思い始めました。同時にケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースさんの伝記というかWikiをトロトロと読んでいても同様に何か背中を押されている気がしたものです。
そして、もう一つが川崎大師で受けたコンピュータ占いですDr.シンさんと言って、調べて頂くと判りますが、縁日やお祭りで出店している占い師さんで結構有名人です。で、コンピュータと言うか…スキャンした手相を見て「あー、サラリーマンやってちゃだめな人」って、いきなりのお言葉😁。「サラリーマンやってるとさ、病気になるよ」と続きます。「病気です」と答えたら「精神?だろうなぁ…。辞めたほうが良い。自分で事業したら何とかなる」なんて言われちゃった訳です😁。
たかが占い、しかも500円だったかな?で、バシッと言われると何となく自分の思考の幅が広がった気がしました。先程書いた、2つの選択肢にもう一つの選択肢が生まれた訳です。
ここで「生きる意味」と言う哲学的命題から「生き方」へ、そして「夢」「やるべきこと」と言う実働へと思考が変化していきました。
という訳でボランティアをやりながら
恐らく復職を目指していたり、転職が必要と思っていればリワーク施設に行っていたでしょうね。でも、リワーク施設の説明会で余りに失礼な感じを受けて、興味が全く湧きませんでした。その頃で「雇用終了」まで半年を切っていたと思います。そして何となく「自分の好きなことで飯を食いたい」と言うぼんやりとした夢が出来てきました。それを基礎に今はボランティア活動として、とある会社の手伝いをしています。それが形にすること、そして伸び代を更に広げていくことを目標にしていますが、更にまだまだ夢があります。そんな中には、自分のメンタルが破壊されたような「働き方」を覆すような非常識な(法規には従った上で😁)働き方があっても良いとおもうんです。
その一つが、やはり外資での経験ですね。米国の開発拠点に現地時間の金曜午後に電話をしても誰もでません。携帯に電話しても出ることは稀、でても明らかに外出中。で「何やってるの?」と聞くと「ゴルフ。プレー中だよ」との返事。金曜日の午後は結構、多くの会社で「週末モード」に入っている事が多いのです。当然、土日も休みです。
そんな中でも、日本のIT屋より遥かに生産性も専門性も高い仕事をやってのけます。「そんなの一部エリートだからだよ」とは言いますが、それでも同じIT屋としては結構なカルチャーショックです。日本に出張に来ても、朝から晩まで働き通しなんて事はありません。昼飯はゆったり2時間、夜になれば「どっか良いバーは無い?」とお誘い。それが当たり前なんですね。
ただ一つ、例外があるとすれば、東海岸にボスがいると、早朝の電話で西海岸の部下が叩き起こされる!っていうことぐらいでしょうか(😁)。上下関係や成果主義は日本とは比べ物にならないくらい厳しいですし、時には露骨な人種差別や退職させた部下に対する蔑視のような事を聞いたりもします。が、基本、仕事とプライベートが日本よりも寧ろ混在しながら、失敗があれば「FAIL」なんて言わず、犯人探しもせず「lessons learned」なんて反省会をやって、失敗を取り戻すための策を練ったり、営業などが持ち込んでくるお客さん内の噂話(この業務ヤバいかも的な奴です)には必ず「その証拠は?誰が言った話?」と確定情報か否か、そして「噂の域を出てないから、次…明後日の打ち合わせで確認だね」と噂で浮足立つことが無いようにコントロールされます。私が最後にいた会社だと、そんな噂があれば「リスクだ!リスクだ!見積もり書き換えろ!」となったり、失敗すれば「お前が悪い」と犯人さがし(と言うか、私の場合は私が犯人😁)になります。
ここら辺、良い面は日本の会社でも取り入れられると思うんですけどね(私が勤めたヘッポコな外資の日本法人だと悪い面だけが取り入れられていました(T_T))。
という感じで、前に向かっているおじさんです😁。最後まで読んで頂き、ありがとうございます。