思い込みも大切
お寺の和尚さんとお話をして
今日は馴染みのお寺に参拝。執事さんとお話をしていて、ご本堂にある龍上観音像を拝ませて頂きました。古い仏像が多くあるお寺の中では珍しく新しい観音像。白檀でできているので間近で拝むといい香りが漂ってきます。
そこで龍の話になり「あれ、うっちーさんてタバコ吸うんだっけ?」と言われ、「もぉガンガン吸いますよ!」と返します。すると「龍って煙を嫌うんだよね」との事。確かに龍は水は好むけど、煙は苦手なのかもなぁと思ってお話を伺っていました。
でもね
ただ私もちょっとした持論があって「私、勝手に自分には龍さんが着いてると思ってるんですよ」と返しました(笑)。これは、ちょっと真面目な話で、そして戯言です。神社仏閣を巡っている中で、とある神社の龍画を拝ませて頂いた時に何となく「自分にも龍がいれば良いのになぁ」と思ったんですよね。そして、龍が側にいてくれるイメージを作っていた時期がありました。そこからは不思議と神社仏閣で手を合わせていると何かインスピレーションが湧いてくることが増えました(そんな気がするだけと言われれば、それまでですよ!笑)。うつになってからは、特に増えた気がしています。そして、一つの実例として執事さんにお話したのが「よく龍が着いている人って雨男とか雨女って言われますよね」と。「そうね。龍神様が雨乞いの対象になったりするからねぇ」とお答えが。で私が「で、私の場合、どうやら聞き分けの良い龍で、今年はゲリラ豪雨で雨に濡れなかったんですよ。全部、ギリギリで切り抜けました(笑)」。執事さんも笑いながら「そりゃ、良い龍だ!」と答えてくれました。
完全に、妄想・戯言なんですけどね。でも、これは、少し実質として効果があると思っているのです。
上を向いて歩こう
うつと診断される前から、一歩一歩が重くなり、どうしても下を向いて歩いていました。服薬しだしてからは、身体がふらつくし足元も覚束なくなってしまったので、更に下を向いて歩き、疲れると膝に手をおいて休憩。これを1kmぐらいの距離を歩いていても、なんども膝に手を置かなくては前に進めません。
そうすると帰宅して奥さんに「雨?降りそう??」と聴かれても「ごめん、判らないや」としか言いようがありません。もちろん、晴れていれば影が見えますから判りますが、曇り空だと雨雲っぽいのがあるかどうかが判らないんですね。でも、徐々に回復してきた頃「そう言えば龍を見てないな。最近」と思いだしたんですね。もちろん、絵に書いたような龍が見えるわけではなく、空を眺めて龍のような雲があるかどうかを探すんですね。これ、実はお寺や神社でも空が映り込んだ写真で雲の形が龍に見えるかとかを少し自慢にされていたりするんです。なので、私も空を眺めて龍のように見える雲を探していた時期があったんです。
そこで、久しぶりに遊歩道を歩きながら空を眺めて歩いてみました。そうすると、何ヶ月も背中を丸めて下を向いていた自分に気付かされます。上を向いたときに首が痛くなり、そして背骨もきしみます。腰だって固まっていたところを無理に逆方向に力を入れられて老人が出すような「うぅ〜っ」と言う声が口をついて出てきてしまいました。が、これが気持ち良い。久々にストレッチをした感じです。そして、空を見ていると「呼吸してるんだなぁ」という気がするんですね。
これを今でも日に一度はやっています(雨の日を除く)。曇り空でも、満天の雲の中にも時々浮浪雲のように龍のような雲がいたり、もちろん、晴れの日なら探し甲斐があります。そして、龍でも鳳凰でも、良い感じの雲が見つかると「良かった」と思えるんですよね。これだって「単なる思い込みじゃん」と言われれば、その通りです。が、「良かった」と思えることが私にとっては大切なお薬だと思っています。だから、思い込みも、前向きな思い込みなら、うつ病対策には大切な事なんじゃないですかね。