うつは甘えでは無い
時々「『うつ』って言っても、別に普通に生活できるんだから、なんか怠けてる理由付けみたいだよね」と言う会話を耳にすることがあります。
これ、実際にはうつ病患者の人たちの気持ちの中にもあるんじゃないでしょうか?特に急進期を乗り越えていると「できるだけ普通に生活できるように頑張らないと」と思う事が増えると思います。が、これは自説ですが、頑張る必要はないと思っています。「◯◯しなきゃ駄目だ」「◯◯できない自分は駄目だ」と追い込むと、経験的に「◯◯」を頑張った後でリバウンドのように気分がグレーになることがあります。また、回復期に入っても「どうも気分が入らない」と思う日もあります。これ健常だった頃だってありましたし(笑)。そんな日には気分転換に時間を使っても良いと思います。だから怠けでは無いですよ!と言いたい。
ルーティンワーカーなら、気分のノリで作業の生産性を変化させる訳に行きませんが、私の場合、コンサルテーションが主務だったので、ノリの悪い時で追い込まれている状況になければ(という時は極稀でしたけど)、元々気分転換に使ったり、有給を取ったりしてました。回復期の療養中だって「休み!」と言う日があって良いんだと思います。
そんな日に、こんなブログを書いてみたりするのも良いんじゃないでしょうか(笑)。
また瞑想に時間を使ってみたり、なんとなくYoutubeなどでボケーっとしててもバチは当たらないと思います。
そんな中で「次にやろうとしていること」を明確にするインスピレーションが湧いてくることもありますし、ToDoを頭の中で整理することもできます。
これは健常だった頃からの習慣と同じかもしれません。ただ違うのは発症する前までは「他人の目」を気にしながら「サボってる」と言われない工夫をしていましたが、今はその必要がない事。そして少なくとも現時点では追い込まれる状況には無いことが幸いだったりします。
寧ろ「早く治さなきゃ」「寛解目指して頑張る」と思っている方が、気持ちが空回りしていた気がしますし、急進期から回復期への移行を妨げていた気がします。
「怠け者」と自分を卑下するより「これも治療の一環だから」と開き直る方が健全です。あくまで自説ですが(笑)